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テンポラリー通信

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2006年 07月 12日

白樺の記憶ー界を生きる(17)

昨夜の雨の影響か今日は曇天。少し蒸し暑い。何日か前のことMさんが来て
以前の私の店舗が美容室になると教えてくれた。中にも入って撮影もしてきたと
言う。南側のテンポラリースペースのあった場所は取り壊され駐車場、花器店の
あった二階建て建物はそのまま改装して美容室に内装、配管を整えている。外観
はそのまま生かして入り口も東側一箇所にするようだと事細かに説明してくれた。
彼女ならではの行動力というか、感謝しつつ感心していた。姉歯とか浅沼とか経済
設計が世間で取りざたされとりあえず建物の良さを生かし壊されなくて良かったな
あと思う。あの建物と空間はあの地域の顔でもあるのだから。
来週から展示をする村岸宏昭さんが来る。以前一緒に行った円山川源流域の風倒
木白樺を上から目の高さに吊ると言う。太い大きな白樺の木が会場の中心に居る
事になるのだ。以前の店舗の象徴ともいえる白樺がかってそこを流れていた川の
ひとつ円山川の源流域から運ばれここにくる事になるのはなんとも不思議な気が
する。そういう事を考えた村岸さんにはどこかでこっそり手を合わせたい心境である
。今年1月の高臣大介展の初日の翌朝太田ヒロさんが見た髪の長めのパンタロン
姿の女性の話をまた思い出す。俯き加減で南窓側に座っていたという彼女は結局
当時白樺の精だろうと言う事になっていたのだった。25年一緒にあそこの空気を
吸ってきた。建物と一緒に植樹されたあの木は今や大木となってあの場所の目
印のようにある。マンシヨンにされたら今頃は切り倒されていただろう。その白樺と
別れて今年2月から一時的に無職無収入になりさっぽろを歩き回った。そして今こ
の場所で同じ川の流域で倒れた白樺の木が主役となって展示される。なにか同じ
木ではないにせよ白樺が繋がってくる縁というか友というか”やあ!”と言う気持ち
がするのだった。「木は水を運んでいる」というテーマで来週から若い村岸さんが
どんな展示を見せてくれるのか今から友人白樺に逢える事も含めて楽しみである。

*藤谷康晴展「常温で狂乱」16日まで。
*児玉文暁「歩き人ふみの徒歩世界旅行」旅の話とスライド15日PM7時から
 1000円ワンドリンク付き
*村岸宏昭展「木は水を運ぶ」18日~28日(18‐20日は展示ライブ)

by kakiten | 2006-07-12 14:42 | Comments(0)


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