高臣大介展「奏であう」最終日夜。
自然と10人ほど人が集まる。
アコーデイオン奏者八木さんが久し振りに来て演奏。
程なく大介展最終日に欠かせない酒井博史さんも来る。
やがて大介の歌声が八木さん、酒井さんの伴奏で響き
酒杯が廻る。
円いガラス板「冬光」とガラス房「野傍ノ泉池」がアラジン
ストーブの暖気で揺れて光の影と音を出す。
壁に揺れるガラスの影。
人も空気も揺れる影の中。
声、楽器、揺れて鳴るガラス音・・光と影と響きが廊内を
満たしていた。
千本を目指す、と101本から始まった「野傍の泉池」のガ
ラス展。
今年4回目は400本の筈だったが、昨年暮れに死去した
音楽家太田ヒロさんへの強い追悼の想いから、本数から離れ
て今回「奏であう」展があった。
その展示への素直な気持ちを高臣大介が今日のブログに記し
ている。
敬愛した死者への深い心が、展示の試行錯誤を通して、溢れ
出るように書かれている。
様々な高低・列・凝集で展示されるガラス作品が、触れると
美しい響きを放つ事はすでに知っていた、
しかし今回初めてその響き・透す光の影と併せて作品の全存在
に近づけた気がする。
照明を通した吹きガラスの揺れる影、そしてガラスが触れ響く音。
それは高臣大介の友人の死への深い思いがもたらした、新たな
ガラス創造空間と思える。
<奏であう>展は、友人の死を風に揺れる音と透んだ影に馳せ、
作品の秘めた宇宙を触発し、閉じた。
+中嶋幸治展「分母第二号販売展・特集メタ佐藤ー包み直される
風気おと呼び水」ー3月4日(土)5日(日)am11時ーpm7時
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
tel/fax011-737-5503