テンポラリー通信

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2016年 12月 08日

星・座ー茨(イバラ)・戸(ト)(17)

個々の生命の炎が熱く凝縮し燃え上がる時、
星のように燦めき輝くような気がする。
鈴木余位さんの文章に、それを感じる。
私が「現代の眼」の原稿執筆過程で拘ったのは、
そうした個々の星の輝きのような力だった。
その星のひとり鈴木余位さんの輝きが強い光を
今放っている。
私は6年間5回に渡る吉増剛造展に関わった
それぞれの星の力を記録して置きたかった。
今にして思えば、それは叶わぬ無謀な思いだった。
本人しか語り得ぬ個々の根源的な質量がある。
ブンタには、活字職人酒井博史さんの・・・。
マサさんには、スタイリスト河田雅文さんの・・・。
中嶋さんには、津軽人中嶋幸治さんの・・・。
山田さんには、歌人山田航さんの・・・。
村上さんには、花人村上仁美さんの・・・。
そして余位さんには、映像作家鈴木余位さんという
星の質量がある。
その星々の質量・光が集まって吉増展示星雲となり、
同時代大野一雄・吉本隆明銀河となって、6年間の
吉増剛造展「怪物君」を創出し続けたと思う。
そして今、個々の星が光を発し始め出している・・・。

私は、最後に刻まれた一文に胸が熱くなっていた。

 テンポラリースペース”入口”ガラス戸にはtempo
 rary spaceという切文字があり、その上に
 小さくconと、ある。
 その接頭語はラテン語で「共に」、そして時に「強調」
 を意味するという。バラバラな一時(個人)の集合した
 同時代(超時代)を放射する箱でありながら、時には
 何人たりとも寄せつけぬ純粋な一時(孤独)ともなる。
 ここに集う”時”にわたしは偽りを感じない。わたしは
 こんなしあわせなspaceを他に知らない。それは
 「怪物君」そのものものではないかな。だからわたしは
 それがすきなのだろう。そうなのだろう。
 
*森本めぐみ展「百年の予定」ー12月30日ー1月3日
 am11時ーpm5時:1月2日(月)定休。

 TemporarySpace札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503 
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by kakiten | 2016-12-08 16:11 | Comments(0)


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