テンポラリー通信

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2016年 11月 25日

kuma3clubの集いー茨(イバラ)・戸(ト)(7)

久し振りに山里さんの「北海道の木彫り熊」出版に
合わせ結成されたkuma3clubの集まりに出る。
10年を機に今年一杯で閉店する居酒屋ゆかりに集合。
店主の宇田川洋氏に山里さん所有の木彫り熊を贈呈し
みんなで記念撮影する。
2006年テンポラリースペースが5月、ゆかりは6月
と相次ぐこの地での偶然があった。
自然と展示オープニング後の二次会はゆかりとなって、
多くの想い出を育んだ。
中でも、伊藤邸高層ビル化に反対する「札幌緑の運河
エルムゾーンを守る会」の結成と反対署名運動では、宇田
川さんと、深い絆で行動を共にしたのが忘れられない。
木彫りの熊も美術家山里稔さんが、ひとりこつこつと初期
中期の木彫り熊を蒐集し、一冊の本に纏めかりん舎より出版。
そして本の即売と木彫り熊の展示をテンポラリーで催した。
初日から驚くほどの反響で、開廊前から人が前に並んで、高額
な本が会期中数十冊も売れるという事もあった。
そうして展示と作家の二次会はいつも居酒屋ゆかりで、美味な
お総菜、良いお酒とともに忘れられぬ流れがある。
初めて行った吉増剛造さんは、もう今日はここに泊まるかな~
と冗談を言い、砂沢ビッキの彫刻を撫でながら寛いでいた。
当時高校生だった文月悠光さん、久石ソナ君は入口前で私達は
失礼しますと、心残りを見せながら踵を帰したのも今は懐かしい。

東大名誉教授でもある宇田川氏の心意気と、色んな分野の志ある
人の心とが、名脇役千鶴さんの料理・名酒と合わさって展示や
ライブの後の緊張感を快く解く場であり続け発信地のひとつでも
あったと思う。
フォーク歌手の及川恒平さんや明年三浦綾子文学館の館長にもなる
田中綾さんの寛いだ笑顔の写真も残っている。
10年一昔、濃い10年だった。
病を得てからここ1年居酒屋から遠のいた私だが、久し振りに飲ん
だビールの味は喉に沁みた。
引退の無い私は酒は断ってもライフワークの今の仕事に終わりはない。

*川俣正Tetra-House326展ー11月29日ー12月25日
*森本めぐみ展「百年の予定」ー12月29日ー1月3日
*吉増剛造展ー1月21日ー2月19日予定。

 テンポラリースーペス札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2016-11-25 13:34 | Comments(0)


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