川俣正テトラハウス326プロジェクトドキュメント展の準備をする。
住宅街の一軒家を廃材で梱包した1983年インスタレーション
の記録である。
このプロジェクトは川俣の作家としての出発点の一つともなった。
そしてそれは同時に何の変哲もない日常風景が、一夏風穴を開け、
熱い疾風のような時をもたらした稀有な時間・空間でもあった。
私にとっては暗渠化された見えない川・界川の豪雨による氾濫という
自然現象とこの川俣正の家を梱包した作品過程の経験は、その後の
生き方の基盤ともなった事件である。
今新たにパラトへという石狩への茨・戸への視野が、吉増剛造の
「ネオ怪物君」とともに浮かんでいる時、その原点には界川の氾濫
と川俣のテトラハウスがある。
この原点を札幌の真の意味での入口・出口、茨戸(パラト)で
再構築して見てみたい。
そう思って今川俣正を展示している。
30余年も前の写真図録はもう丸く癖がついて思うように壁に
定着しない。
寒さで手が固まり、難儀する。
頼んだN君は今日の氷雨で来れないようだ。
*川俣正テトラハウス326プロジェクト展ー11月29日ー12月25日
*森本めぐみ展「百年の予定」ー12月29日ー1月3日
am11時ーpm5時:月曜定休。
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
tel/fax011-737-5503