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テンポラリー通信

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2016年 07月 15日

治療と仕事ー回路(22)

通院のある日は、治療時間が一日の3分の1を
占める。
その時間に気持ちの比重が負けそうになる時もある。
仕事への集中力が低下した時だ。
勿論身体も大事である。
すべての基本である。
しかしその上で、続け、やらねばならぬ事もある。
今はどちらかにも偏り過ぎぬよう、切り替えに
集中する。
透析治療中は、じたばたしても始まらない。
ひたすら左片腕は注射針の血液循環に任せつつ、
右手を頭部後ろに当て、腹筋や腰を浮かす体操
を2時間に一回したりしている。
後は無念無想、妄念妄想・・・。
午後9時半過ぎに終わって帰路につき、家に帰って
どっと疲れが出る。

身体エネルギーを整え、今している仕事に集中力
を傾ける。
そこで弱気が出ると、次の治療に心が奪われて
折角回復した身体エネルギーが無駄になるのだ。
まるで試合前のボクサーのように、筋力と水分に
気をつけ、過剰なるものを排しエネルギーを保つ。
そして仕事がゴングである。
だから出来る限り身体代換えエネルギーは使わない
方が良い。
しかしそういうインフラは都会に溢れていて、時間
との関係もあり、使わざるを得ない。
そういう事に敏感になってきた。
身体以外の化工エネルギーが身の回りに溢れている。
電気・石油等が増幅するインフラである。
身体エネルギーの消費を抑え、これらが代行する
巨大エネルギーは人間の脳まで代行するように将来
なりつつあるのが現実である。
もうその兆候は見えている。
スーパーで買い物しても、そこに物を通して伝わる
心の掌(てのひら)は、もう喪われつつある。
指先操作が主で、レジスターの代行操作が主役だ。
その内駅の改札口のように、すべてが完全自動機械
化が進むのだろう。
身体エネルギーは地球資源を原資とする巨大エネルギー
に取って代わり、人間はその効果だけを享受する快楽的
便利至上主義のダルな存在となってゆく。

身体エネルギーで脳を使い手足を動かす。
その基本が、電気・石油エネルギーを指先で操作する行動
パターンへと変化しつつあるのだ。
掌(てのひら)から指先へ、手の縮小化が始まっている。

身体は正直である。
治療後歩いて帰ると、身体がどんどん循環して体調が回復
してくるのを感じる。
しかし電車・地下鉄の乗る帰路は、足を動かさず移動する
だけなので、回復の実感は得られない。
勿論時に疲れ切っている日もあるので、それが有難く感じる
場合もあるのだが、基本的には身体エネルギーの充実・充足
感のある方が、心地良い。

日々の小さな体験だが、前足が両手となった脳内人間の身体
エネルギーとの対話は、とても大事なテーマと今感じている。

*「石狩・吉増剛造 1994」ー7月31日まで。
 am11時ーpm7時:月曜定休(水。金 都合により午後3時閉廊)
  
 :「声ノマ 全身詩人、吉増剛造展」ー8月7日まで。
   am10時ーpm5時:月曜定休。
   東京都国立近代美術館 東京都千代田区北の丸公園3-1

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2016-07-15 13:07 | Comments(0)


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