東京吉増剛造展レセプション出席時の写真が続々と
送られてくる。
見た人が容赦なく言う。
”死に顔みたい・・・”
更には”死人顔だ・・”ととうとう死人になってしまう。
久しぶりの背広ネクタイもこれでは散々である。
すれ違った女子高校生がぽっと顔赤らめ胸ときめかした
のは遠い昔か・・。
そんな死に顔にも拘らず、深く暖かい便り・声が届く。
正木基さんの熱い声とメール。
石田尚志さんの感極まる吉増展の思いのメール。
そして今日の大野一雄舞踏研究所の溝端俊夫さんの声の便り。
1991年9月大野一雄石狩河口公演以来だ。
それぞれ出会い交友を深めた時間が、伏流水の泉のように
ふっと今に繋がり心潤す。
溝端さんとの25年の歳月は水泡の如く消えて、ついこの間
のように話が弾む。
これも吉増剛造展へ出た船出の波・風であろうか。
写真の死人顔とは反対の嬉しい旅先からの応えなのだ。
人もまた川のように時とともに流れ移るが、地に湧き出る泉
のように、声となって、便りとなって出会うのである。
これも「声ノマ」なのかも知れないなあ~。
*「石狩・吉増剛造 1994」-7月31日まで。
am11時ーpm7時:月曜定休(水・金 都合により午後3時閉廊)
*「声ノマ 全身詩人、吉増剛造展」-8月7日まで。
am10時ーpm5時:月曜定休。
東京国立近代美術館 東京都千代田区北の丸公園3-1
*レトロスペース・坂会館 札幌市西区二十四軒3条7丁目3-22
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
tel/fax011-737-5503