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テンポラリー通信

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2016年 05月 24日

東京・・・?ー鉄橋(35)

通院先の病院で今回の東京行き申請した。
招待状を見せ説明する。
事前にも口頭で話してはいたが・・・。
隣のベッドの若い男性が最近1週間東京方面に出かけていて、
これは私用の旅だったらしい。
私もその流れで考えていたらしく、院長はへばったか・・、と呟いて
いたので、えっ?と聞き直した。
一泊で通院日にわざわざ東京まで行くはずもないだろう。
しかも東京でも透析治療は欠かせないのである。
遊ぶ余裕などない。
ましてレセプションなど華やかな席は苦手で疲れるばかりである。
今回は招いてくれた気持ちを考え、ねばならぬとう気持ちが強い。
札幌の十倍の速度で走り回る東京には何の魅力も感じない。
ただこの地で培ったひとつの文化の根が、公的にも大きな花を
咲かし公開されようとする時、深く関わった根のランドとして立ち会
わねばという気持ちがあるだけである。
花人として自宅庭の巨大な根を展示し、次にはコウゾの木の皮を
使い絵の具滴る草稿を展示した村上仁美さんと私を招待した吉増
さんの気持ちには、正に此の根の精神(こころ)が潜んでいると
感じる。

出来得れば、渾身込めたフライヤーを二度にわたり制作した中嶋
幸治君、当初より展示構成・フライヤーデザインに関わった河田雅文
さん、さらには活字の技術を駆使して献身的に印刷をしてくれた通称
ブンタこと酒井博史君、新作「流星のハイウエー」の山田航君とも一緒
に行きたい。
しかし同行者は2名までなので、無理である。
行きたいと行かねばならぬ、とは微妙に違う。

様々な心模様を波紋のように広げて、吉増剛造展は来月7日より東京
国立近代美術館で始まる。

*「石狩・吉增剛造」展ー6月7日まで。
 am11時ーpm7時:月曜定休。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel.fax011-737-5503

by kakiten | 2016-05-24 15:38 | Comments(0)


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