及川・山田ライブ翌日。
久しぶりの青空。
昨夜のライブは、山田さんの朗読進化が目立った。
あらかじめ朗読を録音した声との掛け合いの間取りが
上手になった。
さすがに吉増展でお披露目した「流星のハイウエー」
は場数を踏んで迫力が増している。
今回テーマの飛行機とは、明治の時代の文明の憧れ
の象徴でもあり、ハイウエーとは昭和のある時期の高
度成長の象徴でもある。
時代を経てその憧れがある落差を保つ。
真の憧れとは何か?
時代・社会に根を下ろす憧れと、自然・風土に根を下ろす
憧れのふたりの感性の差異がそのまま歌唱と朗読の違い
としても感受された。
及川さんの挑戦だろうなあ。
山田航さんとのコラボレーションは・・・。
今後も続けていくと締めくくり終わる。
不満足ながら吉増展の原稿やっと書き上げる。
5年・5回の展示。
内に秘められたテーマの重さ、深さを語るには、時間も
原稿枚数も制限がありすぎる。
とはいえ怯むことなく、ドンキーホーテとなって巨人に
向かった。
最後はマサさん、ブンタ、ナカジマさん、・・怪物君は
O・Y・Y小屋だぜ、と呼びかけて、この5年間共に関わった
友人たちの力を貰った。
吉増さん、及川さん、山田さん、・・・それぞれの原点を
深める優れた仕事が続いている。
*石狩・吉增剛造ー5月10日ー6月7日
テンポラリースペース札幌市帰宅北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
tel/fax011-737-5503