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テンポラリー通信

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2016年 04月 08日

ふたつの近代化ー鉄橋(11)

大野一雄と吉本隆明。
このふたりの巨人を軸にふたつの近代を吉増剛造の「怪物君」に見る。
そんな視角で吉増論を書いている。
石狩河口舞踏公演と日時計編の存在を、吉増さんの「怪物君」
草稿に感じるからだ。
1994年「石狩河口/座ル」と2010年「石狩河口/座ルふたたび」
キーとしてこのふたりの作品があるからだ。
自分の立ち位置で気張らず素直にと思うけれど、時に主題が拡大
し、手に負えなくなる。
主題が大きすぎて足元を掬われるのだ。
6月吉増剛造展へ向け私なりの参上・苦闘は続く。

それにしても新しいパソコン操作との指先の苦労も併せて続く。
機械を操作するという掌ならぬ、指先・小手先の指示の時代だ。
大野先生は晩年寝たきりでも指だけで踊っていた。
吉本隆明も船大工の血統だろうか、手の動きが思索の根元に
感じられる。
ふたりの巨人の、たなごころー掌。
どちらも操作という小手先ではない。
私は操作の小手先も、開いた掌(たなごころ)の魂も、両方足りない。
せめて、小さな掌(てのひら)で、小手先に陥らぬよう頑張ろう。

*「記憶と現在」展ー4月10日まで。
*それぞれの八木保次・伸子展ー4月12日(日)ー22日(金)
*鼓代弥生木彫平面作品展ー4月26日(火)ー5月1日(日)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2016-04-08 15:05 | Comments(0)


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