テンポラリー通信

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2016年 03月 28日

良い出会いー鉄橋(6)

山田航さんとN君の初対面は良い出会いだった。
N君は新たに手作り製本の冊子やメモノート等も持参。
これがなかなかの傑作だった。
山田航第二歌集「水に沈む羊」(海の人発行1200円)も
すでに購入し何首か選び折り紙作品をイメージしている
という。
半年後テンポラリーで二回目の山田作品集を素材とする
展覧会を今企画している。
前回のメンバーに加えて新たなメンバーもこうして加わり
それぞれの作品が山田航の一首を作品で表す感性の競演
と作品世界の増殖ともなるだろう。
前回の第一歌集「さよなら バグチルドレン」では、参加した
作家のほとんどがターニングポイントを迎える転機ともなった。
作品の流れの大きな変化、生活上の転換・・・。
たぶん山田航の作品世界が保つ同時代的要素が、他の
分野の表現の根っこを刺激し触媒となった結果と思う。
もう一度その進化と深度を見比べてみたい。
新たにさらに若いN君のような世代が加わる事で、、言葉は
様々な立体となって対話の火花を散らす事だろう。
自ら選んだ作品にそれぞれの作品で応える。
彫刻あり、絵画あり、映像あり、写真あり・・・。
しかして共有するものは、同時代の自らの内にも漂う感性
の心体(ボデイー)だ。

京都のK君から電話ある。
奥さんから前に連絡あったが、今度は本人自身から正式に
個展の意向を伝えられる。
十数年ぶりの個展である。
札幌を出て京都へ。
そこで就職し良き伴侶も得た。
昨年から個展の打診はしていたが、仕事との関係もあり
実現できなかった。
内助の速攻もあり、奥さんのなつさんの方が決断が早い。
ドイツの谷口顕一郎さんをキューレートした事もあるやり手の
ギャラリストの大阪女性である。
谷口さんと同じ時期に札幌を離れたK君。
ふたりは親友同士でもあり、立つ前テンポラリーで個展をし
て、京都へ出発したのだ。
この十数年どう作品は変わり、変わらないか。
これも大変楽しみな個展である。

人の生き方・生き様と共に純粋培養されて、作品が存る。
一首に、一作品。
一個展に、一人生。
作品は、個の根の質そのものを問う同時代の回路である。

今年の短い秋は、燃えるコンテンポラリー斜め通り西向き
となるだろうなあ~。

*「記憶と現在」展ー3月29日(火)ー4月10日(日)
*それぞれの八木保次・伸子展ー4月12日(火)ー24日(日)
*鼓代弥生木彫平面作品展ー4月26日(火)ー5月1日(日)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel011-737-5503

、、
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by kakiten | 2016-03-28 15:00 | Comments(0)


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