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テンポラリー通信

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2015年 10月 30日

Hopiショップ始まるー空(14)

20年程前名作詩「石狩シーツ」を製作滞在中の
吉増剛造さんより頂いたカチーナドール。
その故郷のHopi族の仲間達が並んだ。
壁に飛ぶいくつもの精霊たち。
それぞれに自然界の恵みを顕わす神たちだ。
長年私とともに旅してきた私のカチーナドールも
その由来が解る。
病から身を守ってくれる精霊だった。
頭の毛のふさふさも抜け小さなその体はもう
ぼろぼろになっているのかもしれない。
<お世話になってます・・・。>
一言胸で呟く。
アリゾナの大地に根ざした独特の色彩。
そこから生まれた祈りと自然の精霊への敬意等
が鮮やかなデザインと形を生んでいる。
草木染の織物、ジュエリー、そして人形の精霊。

このHopiの精霊達が招き寄せたのだろうか、
20年前何の予備知識もなく頂いた吉増さんカチー
ナドールに始まり、不思議な出会いが続いている。
主催者の天川彩さんは10数年前東大の宇田川氏
の授業を受け、宇田川さんの赴任先の常呂にも
通っていたというのだ。
早速その晩天川さんは居酒屋ゆかりへ挨拶に向かう。
その前にはHopiの記憶からかりん舎の坪井さん
を思い出し、彼女はナボホ族の村に住みHopi
への関心も多かった時代のHopiの資料を沢山届
けてくれた。
また写真家のY君は、学生時代Hopiの長老を
招き、その平和思想の紹介に関わった記憶を語り
だした。
チェルノブイリ原発事故が大きな波紋を呼んだ時代
という。
さらに今日は彼女のサハリン思慕を知り、谷口夫妻の
10年前の稚内ーサハリン経由の旅の写真を見せる。
これにも興奮を隠さない。

僅か直接お会いして2日目にして、色んな出会いが
重なっていた。
これもカチーナドールの精霊たちのお陰だろうか。
展示作業の合間にふっと手を止めて、天川さんの母上
が入り口ガラスに吊られている3本のガラス房に手を
出し聞いた。
これは飛沫のよう・・・。何ですか?
それは泉の水を・・と説明した瞬間雲間から光が射した。
ガラスは陽光で煌めき、光の滴となった。
もう説明は必要なかった。
ただただみんな綺麗と見つめ続けた。
光の精霊の時間だった。

*Hopiショップ「Sun&Rain in札幌」-10月30日ー11月1日
 am11時ーpm6時:31日は講演会で午後5時まで。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2015-10-30 12:42 | Comments(0)


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