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2015年 09月 25日

無心ー花(18)

恥ずかしながら、財布に126円しか残っておらず、
佐佐木方斎氏に無心の電話。
次回会場費の一部をと依頼する。
程なく来てくれ5000円前借りする。
電気電話代で消える。
志は高くても、これが現実。
そしてこれもまた最前線。
物心両面の二重の最前線が人を取り巻いて生きている。
胃と心の空腹が、あらゆる生活インフラと連動し
時に日常を締め付け奮い立たせる。
心の飢餓もまた社会的な増幅をして、文化のインフラ
として志を締め付け奮い立たせる。
そんな事の連続で日々があり、低い場末の都市の裾野
から青い空、嶺の頂を熱く見詰めている。
それは固定されてはいない。
幾つもその繰り返しで、峰を越えて来たのだ。
ここまで。

方斎氏が来てまもなく、山田航さんが来る。
カルチャーセンター講義前のいっとき、吉増情報が気に
なったのだろう。
そして新札幌人、移住して3ヵ月の成清裕太君が来る。
6月の方斎展の頃移住してきたので、ふたりとは顔馴染
の仲だ。
特に方斎とはお酒を通した飲み仲間。
山田さんが講座開始の時間で去った後、ひょっこりと
写真家の竹本英樹氏が来る。
来月パリでの写真展参加に向けて忙しそうだが、すっきり
とした感じだ。
今まで勤めていた会社からフリーとなった所為だろうか。
初対面の成清君に竹本さんの作品集を見せる。
映像作家を志している成清君は興味が湧いたようで、熱心
に写真集を見入っている。
8mフイルムの一瞬を画像化し、写真として定着構成する
竹本さんの写真に映像を本職としたい成清君は質問を続けた。

方斎と成清君が居酒屋へ向かい、竹本さんがバイクで帰る。
吉増さんの電話訪問から、色んな今を抱える前線が来た。
方斎の北大時代最初の色彩挑戦「earyworks」
理数系専門から美術への転進の第一歩の作品群だ。
これらを今革めて見詰め、日蝕のように色彩の重奏化を
新作で試みたいという。
格子群・余剰群のような空間構成の知的枠を取り、純粋に
色彩だけの構成を試みたいのだろう・・。
吉増さんの今回の「怪物君」の最終ヴィデオの言葉ではないが
、この歳になって、俺もとうとう詩人になったぜ!が、方斎に
も今訪れようとしているのかも知れない。
曰く 俺もとうとう画家になったぜ!

いいね、それぞれの第一線・最前線。
私も侘しい第一線ではなく、何かの第一線と叫びたいものだ。
きっとこんな風だろうなあ。

俺もとうとう・・・ホントの自分になったぜ!

ふっ、そんなとこかな・・。

*佐佐木方斎展「Housai’s early works」-19月6日(火)
 -18日(日)am11時ーpm7時;月曜定休。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2015-09-25 14:14 | Comments(0)


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