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テンポラリー通信

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2015年 09月 13日

珠玉の時間ー花(9)

定刻通り午後3時から始まった加藤玖仁子さんの講座
「対話の試み・私達と芸術」
告知がほとんど行われなかったにも拘らず、用意した
椅子は満席。
伝説の公開自主講座を知る人も何人か来ている。
顔ぶれを見ると全員創作者・作家達だ。
彫刻家、美術家、陶芸家、織物作家、写真家、建築家
等々である。
年齢も性別も職種も様々で、加藤さんの幅広いファン層
の存在が伺える。
普通から言うと少し高額な参加料にも拘らず、加藤さん
の話を聞きたい人が多くいる。
それも全員が現役のクリエーターばかりである。
加藤さんの話は参加者の短い自己紹介の要請から始まった。
加藤さんに初めて会う人、互いに初対面同士の参加者も多く
いたからだ。
「対話の試み・私達と芸術」は、こうして来た人を参加させ
自らの体験を語る形で進んでいった。
講座という1対多数の形で話す加藤さんを見るのは初めて
だった。
1対1の時とはまた違う優雅で柔らかな気品は、さすがと感じる。
加藤さんが貫いてきた生き方・信念の強靭さが、優雅な口調
の奥に凛としてあって、それが芸術・文化を語る生き方と相ま
って心地良いのだった。
何年振りか、いや何十年振りかの、自ら発言して臨んだ公開
講座に最初はやはり緊張と気持ちの高揚がふっと言葉を詰まら
せる場面もあったが、講座は参加者を魅了し、渓流のように
引き締まった流れとなって時は過ぎていった。

私には珠玉のような時間だった。
と同時にこの場への深い愛を感じ、心より感謝である。

*佐佐木方斎展「Housai’s Early times」
 9月6日(月)-18日(日)am11時ーpm7時:月曜定休。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2015-09-13 13:10 | Comments(0)


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