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テンポラリー通信

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2005年 12月 30日

25年を迎える人去る人

このブログを教えてくれた佐藤久美子さんが今日25歳の誕生日という。
ここ円山北町ー西28丁目に来たのも1981年からなのでほぼ25年になる。
同じ25年がブログで協力しあって迎える年は、去る人、お肌の曲がり角の人
それぞれだなあ。あっ!曲がり角は一緒だ!ごめんなさい。ランラン♪
12月30日に誕生日とはブログの師でもあるので、本当に師走の人だ。
<走る>といえば本当にシャンパン飲んで走ったそうです。いやはや。
私も酒でも飲んで走りたいけれど、血圧、心臓、呼吸器みんなアップアップ
でしようね、心臓エコーだもんね。検査中ですから。でも25という数字で縁あって
不思議でした。
今のpivot(ピヴォ)の所、旧ダイエー札幌店が退店してそうなった訳だが、
ダイエー退店からピヴォになる2年間は空家で厳しかった。バブルがはじけても
固定資産税は変わらず、空家でもボイラーは焚いて、ダイエー以外のテナントの
補償に追われたりヤクザ屋さんがブローカーで入ってきたり、親が死んで相続税が
きたりで、ここも維持しながら大変だった。もっともビルになった時から裁判続きで
今でいう談合もあったと思うが、札幌市の施工で市街地再開発法による半強制的
な工事だったからおかしな事が一杯あって原告やら被告やら入り乱れていた。
ここでもまさか立ち退き訴訟になるとは思わなかったが、裁判には慣れたのが
悲しい。もう取られるものはなにもないさ。
どちらも空に直線状に拡大拡張する街になろうとする時に起こるのは同じだ。
人間の欲望開花ー増幅の装置が整うと裁判も花盛りだ。車に乗ると、ヨタヨタ
歩く人にオラ!オラ!轢くぞこらあ!という気持ちが起きるみたいにある増幅装置
を得ると、歩く気持ちとは変ってしまうようなものです。

<街の質>が変わるのだ。原形質は喪われ、どこも同じ価値観の、同じ光景
の顔になる。ここでは新しい<民の街>を創りたかった。古いアパート群が生き
西の山並みが望める街に、<農>が基本のこの界隈が、新たな生産地
文化が農のような、カルチヤーではなくカルチベートする自耕の街を思った。

やはり年末は振り返るなあ~。明年は再びさっぽろへ!をテーマに生きます。
いいお年を!

by kakiten | 2005-12-30 16:19 | Comments(4)
Commented by sichihuku at 2005-12-31 23:12
中森さんと出会って2年経つのだっけ。
学が無いので中森さんから難しい言葉が飛び出すと理解できなかったりするんだけど、
強く思うのは、中森さんの場所、テンポラリーという場所を
どうか失くさないで欲しいって事。そんな事分かってるんだろうけど、
私はあなたの生意気な友達だし、お客だし、それは切なる願いだよ。
今ね、新しい絵描いてるんだ。
裁判と閉店の知らせを聞いて思いついた絵なのです。
正直、地理のことや川の事、よく分かってない部分もあるんだけど、
私はあの場所が、中森さんの作る空間自体が無くなる方が悲しいんだ。
中森さんがいれば、その場所は作られ、人がまた集まり根っこが生える。
札幌は変わっていくけれど、無くなりはしない。
それ出来上がったら見せに行くね。
Commented by kikko at 2006-01-02 00:31
すごく悲しいです。
縁あって中森さんとこに出入りするようになりました。
いろいろあって最近ご無沙汰でしたが・・・・寂しいですね
年明けに会いに行きます
Commented by kakiten at 2006-01-03 13:24
sichihukuさんありがとう。あらためて<友達>といってくれて嬉しいです。地理や川のこと絵としてこんどいれたいですね。またご指導下さい。
<あふれる想いが、結晶するように、再び熱い想いのかたちが溶けて
あふれだす。それが純粋であるゆえの必然ならば、さらに再び結晶する為に喜んで今を去り、明日に溢れていくだろう。>大介のガラス展に書いた通りの気持ちです。是非身に来て下さいね。
Commented by kakiten at 2006-01-03 13:35
kikkoさん、しばらくぶりですね。お仕事如何ですか。昨年はラジオの仕事残念でしたね。いろいろな昨年でした。急なことでご連絡遅れ申し訳ありませんでした。でも縁あった高臣大介のガラス展見に来て下さい。あれもラジオ最後の時大介でなかったかしら。不思議だね。


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