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テンポラリー通信

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2015年 01月 24日

芳名録ー道行き(16)

2cm近い厚さの芳名録帳が昨日で14冊目を終えた。
テンポラリーの歴史である。
同じ部厚いノートを通しで使っている。
朝都心のお店で新たに15冊目のノートを購入する。
14冊目の最初の展示は、何故か円山時代の最後の展示で
高臣大介展だった。
その後のノートの余白が埋まり、このノートの最後も高臣
大介展だ。
不思議な偶然である。
北円山で訴訟に敗れ店を閉じる時、執行官の強制執行に
立ち会ってくれたのも高臣さんだった。
円山時代の最後と今の場所での最初はともに彼の個展だ。
恩義に感じてそう決めていたのである。
そんな彼とともに作家としても友人としても共に闘い、成長
してきたかと思う。
自分は何も出来ないけれども、彼の作品の土壌としてこの場を
支え掌の役割はしてきたかと思う。
冬の定番として雪と氷柱とともに毎年透明なガラス作品を発表
し続けている。
それは円山北町時代から変わらない。
そして彼のライフワークとも言うべき「あふれでる」が千本の
作品を目指して始まっているのだ。
私もまた札幌市内ではあるけれども、移住者のひとりである。
同じ札幌でも西部円山地域と今の北部とは地形が違う。
円山の前の生まれた場所、都心の地下歩行空間の上の駅前中心
部ともまた違うのである。
移動し移住し異なる顔を見せる札幌を自分は見てきた。
見えない川を辿り、今は見えない風景を見詰めてきた。
札幌の身体を有機的に部分ではなく全体像として見ようとしてきた。
そんな行為の中で多くの優れた作家達と心を通わせ作品製作の
掌として受け止めてきたと思う。
左手の掌として右手の掌を合掌のように今後も受け止めて、志を
共有していきたい、そうありたいと思っているのだ・

*高臣大介ガラス展「とめどなく」ー1月25日(日)まで。
 am11時ーpm7時。
 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2015-01-24 11:55 | Comments(0)


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