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テンポラリー通信

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2015年 01月 20日

大吹雪の初日ー道行き(12)

大雪の初日。
先が見えないような猛雪。
会場には200本のガラスの房が中央に並んでいる。
触れるとしばらく澄んだ音が鳴り止まない。
揺れるが連動してしばらく余韻のような響きが続く。
高臣大介ガラス展「とめどなく」。
外は豪雪だが、雪の白い光が透明なガラスを映して
光の骨のような光の花のような透明な光景だ。
水の骨、光の骨、空気の骨。
豪雪になってすべてが透明な骨のように凝結して在る。
左右の掌が中央に寄り添って祈りの形をとるように
高臣大介の両手から祈りの透明な房が生まれた。
「とめどなく」は千本を目指す、これからへの祈りと
継続の誓いでもあるのだろう。

<あふれでる><ひびきあう>そして<とめどなく>
と3年続いて同じモチーフで作品展が続いている。
現在200本のガラスの房が千本になる頃どんな世界が
構築されるのだろうか。
千葉から洞爺に移住して10年。
高臣大介のひとつのライフワークが生まれている。
移動・移住・移民。
<移民>という新たな定着・文化が根付こうとしている。
とめどなく・ひびきあう・そして、あふれでる。
タイトルに表された澄んだ言葉の響きは、そのまま千本へ
のトニカともなって今後も響き渡ってゆくだろう。
冬・豪雪。
この地でしか生まれ得ない冬の透明な骨。
それに相応しい初日の猛吹雪だ。

*高臣大介ガラス展「とめどなく」-1月20日(火)-25日(日)
 AM12時ーPM8時。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2015-01-20 12:51 | Comments(0)


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