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2014年 12月 18日

水との闘いー透析・師走(14)

腎臓の機能低下の影響で水分との闘いがある。
ドライウエイトという基準が体重を規制する。
通常の身長を基準にした体重ではない。
体内の水分を基準とした体重なのだ。
健康時私なら身長175cmを基準に65~70kgが
健康体重だったが、今はドライウエイト基準で54kg
である。
これを3%から5%の許容範囲を超えると体内の水分が
多いことを示す。
確かに心臓に負担がかかり体の動きが鈍くなる。
腎臓の力は大したものである。
除水ー治水を腰の両脇で小さな月光・日光菩薩のように
守っているのだ。
水は命の水でもあり、同時に命を奪う水でもある。
アイヌ語のカムイワッカという言葉を思い出す。
kamuiーwakkaー神の水・魔の水。
清冽そのものであるが、有毒成分を含み、それを飲用水
として連用した鉱夫が多数中毒死した。
そうした両面をカムイというのだ。
これはまるで木彫りの熊展の時良く聞かれた女性達の
言葉ー恐い!と可愛い~!に似ている。
水もまた恐くて可愛いものである。
体内で増水した水は他の臓器を圧迫する。
洪水のようなものだ。
優しい時は臓器を潤し機能を潤滑にする存在だ。
その調節を腎臓が堤防やダムのように護岸している。
寒気に敏感なこの冬の臓器と呼ばれるミコトのお陰で
我々はゴクン、ゴクンと大量の水分を飲む事ができる。
この快感を禁止されると尚のこと飲んでみたくなるのが
人情で、一度それをしてお医者さんにがっつり怒られた。
ナポリン2本を飲んだのだ。

見えない川に囚われてきた私が今身体内の水と闘っている。
不思議な因縁である。
そして吉増剛造の体内言語から発する体内絵画のような「水
機(ハタ)ヲル日、・・・」の制作ヴィデオをみていると、
自らの今を見ているような感慨に襲われるのだ。
来年以降の話を熱く語った吉増さんの言葉にそこまでともに
生きて頑張ろうという励ましもまた同時に深く感じていた。
水鬼乃命(ミコト)吉増剛造なのだなあ。

幸せになっていいだんよなあ~

ありがとう、ありがとうございました。

*吉増剛造展「水機ヲル日、・・・」-12月9日(火)-1月11日(日)
 am11時ーpm7時:月曜定休・正月3ヵ日休廊。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2014-12-18 12:28 | Comments(0)


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