テンポラリー通信

kakiten.exblog.jp
ブログトップ
2014年 12月 17日

来年の話ー透析・師走(13)

旭川の井上靖文学館での仕事を終えて札幌に帰って来た吉増
さんが画廊に寄る。
ちょうど居た村上仁美さんとD新聞のI氏、かりん舎の方と
一緒になる。
村上さんは今度の展示の企画者のひとりであり、会場に樹の
根を展示している。
仕事の関係で吉増さんとゆっくりお会いもしていなかったので
吉増さんは大喜びだ。
持参したワインとチーズを出して堰を切ったように話し出す。
かりん舎の方が帰ってD新聞のI氏と村上さん相手に来年を中心
としたそれ以降の作品製作とその展示プランを滔々と語り出す。
来年も今年のスタッフで進め、それに今トルコに留学中の鈴木
余位氏も加えてその後東京某美術館での大規模展覧会へ繋げた
いと意欲を語る。
今日は内祝いだ、と言いながらワインを飲みご機嫌である。
猛烈な低気圧の所為もあり、羽田への飛行機便は中止のようで
帰京が伸びた気楽さもあるのかワインと話は止まらない。
夕刻5時過ぎ中嶋幸治さんが来る。
正式に中嶋君と会うのは初めてで、吉増さんは大いに喜ぶ。
今回のフライヤーの出来栄えに深く感動し、オープニングに
合わせて書いて貰った中嶋君の文章にも吉増さんは感心して
いたので是非会わせたかったふたりだ。
中嶋君の意外な若さと初めて会う喜びで、さらに吉増さんの
テンシヨンが上がる。
知人の若い帽子デザイナーに今回中嶋君の制作したフライヤ
ーを見せた話をする。
今までの帽子デザインの世界観が変わったと言ったという。
ジャンルを超えて第一印象に訴える頭を飾るデザイン。
展覧会の帽子のように中嶋君のフライヤーデザインがあり、
人の頭を飾る帽子のデザインもある。
吉増展の帽子を制作した中嶋君は大いに照れて喜んでいた。
そして村上さんが居ることがとても嬉しかったらしく何度も
ワインのお代わりを続ける。
こんなに素の吉増剛造は滅多に無い事である。
取材で同席したI新聞社の方も僥倖となった事だろう。
酔いでふらふらになった吉増さんをタクシーに乗せホテルへ
送り出す。

今日は大荒れの予報だったが、昼過ぎまで穏やかな日で
飛行機は飛んでいるようだ。
飛行場から発つ前のお礼の電話が吉増さんより入る。
私の健康を気遣いみんなへの感謝の言葉だった。
実際の低気圧・嵐よりも早くもうひとつの嵐が先に来て
去っていった。
そんな感じのする吉増剛造滞在の時間だった。

*吉増剛造展「水機ヲル日、・・・」-12月9日(火)-1月11日(日)
 am11時ーpm7時:月曜定休:正月3ヵ日休廊。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
[PR]

by kakiten | 2014-12-17 12:58 | Comments(0)


<< 水との闘いー透析・師走(14)      風満ちてー透析・師走(12) >>