テンポラリー通信

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2014年 11月 22日

通院と通勤ー街灯・霜月(6)

通院と通勤を交互に繰り返し、「山里稔と木彫り
ぼ熊」展が続いている。
病院は自宅や画廊からかなり遠いので、地下鉄と
路面電車で通っている。
地下鉄と電車の違いは外の風景が見える事である。
それだけでも周りの人の感じが違う。
ケイタイやスマホに集中しているだけの閉塞感が
薄いのだ。
電車の方が車内は狭いのだが、人の圧迫感は電車
の方が薄い。
他人同士への思いやりが自然である。
運転手さんと客の距離が近い所為もあって、移動
機械が人間的な緩さを保っている。

自転車、歩行、地下鉄、路面電車と交通媒体の違い
によって見える風景が違う。
風景だけではない。
出会う人との触れ合いも違うのである。
病という自然環境を抱え込み、そこから外界と触れる
事となって世界はまた少し違って現れる。

人間には様々な回路が潜んでいるのだろう。
熊という回路に、もう画廊に入る前から笑顔の人を見る。
沢山の話したい事を抱えて尋ねて来るのだ。
その溢れるものがもう入り口前から見えるのだ。
熊もまた人間のひとつの回路なのだ。

病を得て病をひとつの回路にして生きてゆく。
病もまた身体的自然が保つ人間の回路なのだ。


*山里稔と木彫りの熊展ー11月18日ー30日
 am11時ーpm7時:月曜定休。
+吉増剛造展「水機ヲル日。・・・」ー 12月9日
 ー1月11日。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel.fax011-737-5503
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by kakiten | 2014-11-22 12:19 | Comments(0)


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