年末の展示打ち合わせで吉増剛造さんが来る。
「水機ヲル日・・・」の草稿を持参。
併せてその作品を自ら撮った画像も見せてくれた。
強烈な色彩が迸っている。
GOZO CINEの接写による色彩乱舞だ。
彩の迸り、さながらアクシヨンペインテイングの
文字と色彩の重層的な乱舞だ。
五百葉を超える「怪物君」の新たな地平である。
約2時間久方振りにゆっくりとふたりだけの時間が流れる。
良い時間だった。
中嶋幸治展最終日、
愛しむ様に多くの人が訪れる。
昨日は吉増さんも見てくれ好意的だった。
入ってくるなりじっと作品を見て触れていた。
顎鬚を生やし最初は別人と思った。
聞くと色々疲労する事があったという。
吉増さんにして然りである。
中嶋さんも一回り苦労して大きくなったと思える。
作品が作家を成長させるのは、年齢ではない事実である。
吉増さんの新たな飛躍。
中嶋さんの新たな地平。
ふたりの良い仕事に私もまた勇気を貰っている。
*中嶋幸治展「風とは」-10月5日(日)まで。
am11時ーpm7時。
*メタ佐藤写真展「光景」-10月7日(火)-19日(日)
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜通り西向き
tel/fax011-737-5503