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2014年 09月 11日

上映と対話ー境界・長月(6)

昨夕市庁舎1階ロビーで岡崎文吉展の一環として、STV
40周年記念番組「生きていた百年の夢」上映と山田航氏
と私の対話の集まりがあった。
1999年に放映された映像を発掘した私は、今という時
代と「都市と自然」というてテーマの札幌国際芸術祭の期
間中とも重なって札幌市環境局主催の岡崎文吉展トークに
招かれたのだ。
そして今回の企画の中心になって動いたYさんが、この番組
の制作デイレクター氏と同じ大学の同期だった偶然もあり、
上映会とトークが実現した。
冒頭に番組制作氏の解説があり、上映が始まった。
しかしもう15年も経った所為か、最後のアメリカ・ミシシ
ッピー川で施設されている岡崎文吉のコンクリートマット
レスのクライマックスシーンが途絶えているのだ。
補助的なシーンで一応は繕ったが、最後の盛り上がりがなく
残念な上映会だった。
私の記録しているヴィデオの方がはるかに音声も画面も良い。
途中に入っているコマーシヤルも愛嬌というものである。

少し不満の残る上映会の後、山田さんと私のトークが始まった。
小1時間余り、それぞれの岡崎への回路を自らの川体験を交え
て話し出し、テーマは様々な分野へと波及しその本質に在る
岡崎の精神に触れた。
終了後Mさんにとても良かった、と語りかけられほっとする。
体調万全、意欲満々という訳ではなかったので、山田航さんに
大分助けられたのかもしれない。

先日宮崎駿の「風立ちぬ」を見る機会があり、飛行機という
空気の流体力学を追求した近代技術者の夢と岡崎文吉の水の
流体力学を追求した夢とが、どこか共通する同時代の生き方
と感じたのだ。
関東大震災そして日米戦争という同じ時代を生きたふたりの
理想とその挫折は空と川の違いこそあれ純粋な夢の在り様が
共通しているのだ。
宮崎駿に是非岡崎文吉の生涯を見てもらい、アニメ化して欲
しいと思った。
そんな話も対話の中でできて、私の1年近い岡崎文吉との付き
合いは昨夕ひとつの新たな局面を見たのである。

*中嶋幸治展「風とは」-9月23日(火)-10月5日(日)
 am11時ーpm7時:月曜定休。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2014-09-11 13:38 | Comments(3)
Commented at 2014-09-11 14:42 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2014-09-11 14:43 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kakiten at 2014-09-11 14:55
まるちゃん>ありがとう・・。旦那さん急に亡くして大変と思う
けど、明るさと根性で乗り切って下さいね。
三井農場を背負ってね・・。
こんなブログでも読んでくれてありがとう。
私も色んな事あったけど、書く事を支えに
頑張ります。


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