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テンポラリー通信

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2014年 08月 20日

秋の気配ーポプラー・葉月(11)

今朝卸売り市場の琴似川暗渠の路上で蜻蛉の横切るのを見た。
今年初めての蜻蛉だ。
曇り空に風涼しくもうどこか秋の気配を感じさせる。

吉増剛造さんに年末年始の展示了承の返事を出す。
今月初めにお手紙を頂いてから、先日のファックスまで
返事が遅れていたのだ。
昨年暮れの石田尚志・鈴木余位両氏の傑作映像参加の影響
もあり、今年は余位さんの海外留学で余位さんのいない事も
どこかで影響したのか3年続いた吉増展は今年は無しの気
持ちだったのだ。
そこを見透かすように、吉増さんからの新たな展示プランの
畳み込むような提案である。
先日のロンドン展で精力的にこの展覧会を企画し動いた
イタリア在住のOさんと東京K大出版局のMさんの強力コン
ビが加わって、「Sapporo Dear Monster」という
Mさん姉妹をキーパーソンとする新たな「怪物君」展示プラ
ンを提案してきたのだ。
延々と続く吉増さんの大草稿、その始まりから毎年趣向を変
えて展示が続きこの吉増さんのライフワークとも言うべき仕事
に最後まで多分付き合うだろう運命を感じるのだ。
来年は国立現代美術館で大吉増銅造展が企画されているという
情報もある中で、その核心となる展示をこの小さな貧しい画廊
が発信を続ける事を絶やしてはならないだろう。

見えない川の上を今年も蜻蛉の番(つがい)が飛ぶ事だろう。
川の記憶が小さな水溜りを命を産む場所に変える。
そう信じて蜻蛉が生きるように、この場もまた作品という命を
育む水場となっていく。

*中嶋幸治展ー9月23日ー10月5日
*秋元さなえ展ー10月28日ー11月9日

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2014-08-20 15:07 | Comments(0)


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