今朝卸売り市場の琴似川暗渠の路上で蜻蛉の横切るのを見た。
今年初めての蜻蛉だ。
曇り空に風涼しくもうどこか秋の気配を感じさせる。
吉増剛造さんに年末年始の展示了承の返事を出す。
今月初めにお手紙を頂いてから、先日のファックスまで
返事が遅れていたのだ。
昨年暮れの石田尚志・鈴木余位両氏の傑作映像参加の影響
もあり、今年は余位さんの海外留学で余位さんのいない事も
どこかで影響したのか3年続いた吉増展は今年は無しの気
持ちだったのだ。
そこを見透かすように、吉増さんからの新たな展示プランの
畳み込むような提案である。
先日のロンドン展で精力的にこの展覧会を企画し動いた
イタリア在住のOさんと東京K大出版局のMさんの強力コン
ビが加わって、「Sapporo Dear Monster」という
Mさん姉妹をキーパーソンとする新たな「怪物君」展示プラ
ンを提案してきたのだ。
延々と続く吉増さんの大草稿、その始まりから毎年趣向を変
えて展示が続きこの吉増さんのライフワークとも言うべき仕事
に最後まで多分付き合うだろう運命を感じるのだ。
来年は国立現代美術館で大吉増銅造展が企画されているという
情報もある中で、その核心となる展示をこの小さな貧しい画廊
が発信を続ける事を絶やしてはならないだろう。
見えない川の上を今年も蜻蛉の番(つがい)が飛ぶ事だろう。
川の記憶が小さな水溜りを命を産む場所に変える。
そう信じて蜻蛉が生きるように、この場もまた作品という命を
育む水場となっていく。
*中嶋幸治展ー9月23日ー10月5日
*秋元さなえ展ー10月28日ー11月9日
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
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