テンポラリー通信

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2014年 07月 18日

添い寝の前夜祭ー水系・文月(9)

ほぼ展示が完了し、ふっと友人たちが集ってきた。
今展示の主役琴似川流域の凹み発見に同行した山田航さん
、その凹み採取後プラステイックで成型した作品原型を
もう一度現場の窪みに嵌め込み撮影するのに立ち会った
中嶋幸治さんが来て、自然とお酒となる。
湿度の高い暑い日でビールが美味い。
凹みの彫刻を現場に嵌め込んだ写真の前に、その形体を
蝶番で折り畳み変形したヴァリエーシヨンの立体が4点
床に置かれている。
吹き抜けの2階へと立ち上るような一点を囲み、ぎゅっと
凝縮したような作品や舟のように横へと伸びる作品が囲炉
裏の中のように集っている。
みんなはその周りに思い思いの姿で寝転がり、駄弁って
いた。
2階吹き抜けの上には、石狩河口茨戸で採取された岡崎
文吉のコンクリートマットレスから採られた格子状の稲妻
のような凹みが吊られている。
後は伏見稲荷の石段の作品が完成すれば、今回の琴似川水
系を主題とする展示プランは完成という事になる。
ほぼ先が見えほっとしたのか、ケンとアヤさんは酔いが
深く眠り出す。
他のふたりも床に転がり、全員が作品と添い寝のような
無言の時が流れた。
もう帰りたくないなあ、と呟いていた中嶋君が9月中旬
からの5年ぶりの個展をすると宣言した。
谷口さんの今回の展示に深くインスパイヤーされたもの
と思う。

今回の展示作品の立ち上がりから深く関わったふたりの
友人たちに添い寝されて、作品たちもきっと喜んでいたか
と思う。
幸せな初日前夜の集まりだった。

:谷口顕一郎展ー7月19日(土)-27日(日)am11時
 -pm7時:月曜定休。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503
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by kakiten | 2014-07-18 14:26 | Comments(0)


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