方斎の作品に影響された訳でもあるまいが、体調不良である。
体内で亀裂が生じているのかも知れない。
佐佐木展が終わったら病院へ行こう。
吉増剛造さんより浦上玉堂のシンポジュームの本が送られて
くる。
今一番傾倒している作家という。
大草稿「怪物君」を書き続けている吉増さんの作品宇宙と
多分この巨人はどこかで激しく交叉してあるのかも知れない。
西洋近代化以前の文化の根として呼応し逢っている。
現実という翻訳言語より、浮き世という言葉の方がより界の
空気感を伝えてくれるように、埋もれた文化の根をもっと見
詰める必要がある。
特権化されない日常性が生きた言語があった筈である。
何でもギヤラリーというより、桟敷と呼んでも良い場合も
あるだろう。
翻訳語がある日常性を駆逐し特権化する例をアートやギヤラ
リーという言葉の氾濫に感じる時がある。
*佐佐木方斎展ー6月15日(日)まで。am11時ーpm7時。
*谷口顕一郎展ー7月15日ー27日
*斉藤周展ー8月1日ー10日
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
tel/fax011-737-5503