昨日も飲み仲間が来て飲み出したら止まらない。
夕方まで飲み続けてその後居酒屋へ直行したようだ。
1階会場奥の談話室はこのところ完全にお酒でハイジャック。
私は体調不良で酒には加わらず2階事務所にいる。
居酒屋へ主役が消えた後残ったY君とぼそぼそと話込んで
いたら、方斎フアンのY女史が来る。
今回の展示を楽しみにしていたひとりである。
公的な立場の人だが、感性は若々しく体制的な権力志向の
ない純粋な人だ。
お酒仲間も良いけれど、こういう人の訪問を大事にしなけれ
ばいけない。
かって「美術ノート」「現代作家展」と人的な広がりを多く
育んでいた人脈が真に作品を介さず人間関係だけの癒着で
あったから、今に繋がらず酒だけのお仲間に堕しているのだ。
まあ、美味い酒が飲めるなら、それはそれで幸せというもの
で余計なお世話と言われればそれまでの事である。
今回の版画集「部分群」の自費出版、そして百号2点の新作
制作と、かっての全盛期に匹敵する活動を見てそう思うので
ある。
もっと作品に添って人と関わるべきだと。
Y君やY女史のように純粋に作品を見て方斎と関わる人たち
をもっともっと大切にしなければいけない。
そこに利用するだけの人間関係は希薄だからである。
作家が個展で作品勝負する事が大事である。
群れてグループを作れば良いというものではない。
佐佐木方斎展も1週目を終え後半戦へ。
来週はまたお酒とそれ以外の如何なる出会いが生まれるか、
楽しみでもありそうでないものもある。
*佐佐木方斎展ー6月15日(日)まで。am11時ーpm7時
月曜定休。
*谷口顕一郎展ー7月15日ー27日
*斉藤周展ー8月1日ー10日
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
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