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テンポラリー通信

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2014年 04月 08日

光長くー光陰・卯月(6)

陽射しが長く伸びてきた。
裸枝の影が路面に風の静脈のように映っている。
光の波が強くなって、冬の終焉。
路面の亀裂や梢の先端が黒々と冬の裸身を晒し
ている。
やがてこの黒い冬の裸身に一色が灯るのだ。
黄・緑・白・・・。
一色突破。
それが北の国の春の徴。
白から黒へのモノクロームな冬の終焉の時。
この束の間の時は光が主役である。
やがて訪れる色彩の万華鏡、春爛漫の前。

自然の移り変わりは、一瞬一瞬が特化されない。
一瞬が煌めき、一瞬が連続する。
花咲く前の、深くなった光の根毛。
その今も美しい。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2014-04-08 14:24 | Comments(0)


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