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テンポラリー通信

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2014年 02月 21日

雪積もるー一角獣・如月(10)

今日も朝から雪が降る。
雪の反射が廊内を満たしガラスの透明な輝きと白い空気
が光のハーモニーを奏でている。

東京に出張前に駆けつけてくれた美術館学芸員のF氏。
”自然光はやはり良いなあ~”と呟く。
昨年末の美術館での展示では、閉じた館内でライトによる
照明の展示だったから、この自然光の変幻は見る事ができ
なかったからだ。
ガラスに触れ音を響かせても、音と光の小宇宙の広がりが
違うのだ。
展示の美しさを前にして喜ぶ反面、浮かぬ顔をした作者が
いる。
悪天候が災いして人の出足が今いちなのだ。
もっともっと多くの人に見てもらいたい。
それが作家の偽らざる心境なのだろう。
この量と質の相対する矛盾は作品表現の結果に対していつも
ある宿命のようなものである。
優れた作品がいつも多くの人の目に触れるわけではない。
時を経て輝きを増す場合がほとんどである。
慰めにもならないが、浮かぬ顔をしている作者にそっとそう
語りかけていた。

 Tokio他にNakamoriさんとこのyukiの丸山が
 移住して来たみたいなイジョーの年であります。

と、吉増剛造さんからお葉書が来ていた。
関東も大雪と聞く。
洪水や森林火災や大雪と異常気象が地球規模で広がっている。
大きな地球規模の天変地異にはなにもできぬ無力な人間だが、
せめて人として出来得る夢の形象だけは大切にしたいと思える。

*高臣大介ガラス展「ひびきあう」-2月23日(日)まで。
 am11時ーpm7時。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2014-02-21 16:17 | Comments(0)


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