談話室の基礎工事ほぼできる。かって厨房のあった所。台所と言う事かな。
夕刻手伝いに来てくれた村岸宏昭さんと教育大の岡田さんが壁の剥しとペ
ンキ塗りをしてくれた。岡田さんは背が高く180センチ位あるが素直で明るい
体育会系の女性だ。一緒に石膏ボードを剥すと白い土壁が出てきた。この方
が余程きれいと岡田さんが声を出した。少し剥げてはいるがこのまま残したい
気持ちになる。前にも思った事だが土台の方がしっかりと手仕事がある。その
上の張りぼての壁そして時代と共に増えてくる電気の配線これらがいかにも
付けたしの文化なのだ。時間の経過とともに蓄積されるボデイのようなものが
ない。幹のない枝葉のようだ。樹は枝葉が枯れたり折れたりしても幹は力を蓄
え太くなっていく。そして新たな次の枝葉を開いていく。幹がガランドウではどう
しようもない。ある面でこの家を解体しながら再生につながる物と消費だけの物
とがはっきりと区分けされる。心の釘が打たれていないものは捨てられ消費され
る。大学四年の若い二人には多分いい経験だったろうなあとかってに思っていた
。夜10時過ぎまで手伝ってくれた。棟梁中川さんはここに泊まり朝5時頃から
仕事してくれもういい加減眠そうだった。ペンキで汚れたハケを綺麗に洗い後始
末をしてくれた若い二人の仕事振りは気持ちよかった。帰りはもう11時くらいに
なって田中綾さんの差し入れてくれたつまみとビールを飲んで別れた。及川恒平
さんがさっぽろに今日着いたらしい。熊谷透さんがこのところ、鼠のように2階を
走り歌を唄い飲んでいる。あまりはしゃぎ過ぎで気功のプロらしくないなあ。風小
憎鼠小僧だ。以前出てきた大黒鼠福鼠の霊が乗り移ったのかもしれない。