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テンポラリー通信

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2013年 11月 28日

銀泥の世界ー風曼陀羅・霜月(18)

朝カーテンを開けると真っ白な世界。
一気に雪が来た。
もう自転車は乗れず、徒歩で雪泥の道を歩く。
気温が上がり、積雪が融けて銀泥の道。
画廊に着き今冬初めて入り口前の雪かきをする。
湿って重たい雪だ。

昨日東京・坪内逍遥大賞奨励賞授賞式から帰札した
山田航さんが顔を出す。
授賞式でのスピーチが好評だったという。
その内容が27日付け朝日新聞朝刊に載っている。
彼の回文が引用されて顔写真まで載ってなかなかない
掲載記事である。
無為に実家で過ごしていた変化の無い、海苔巻きのよう
な日々を揶揄した回文。

 おきまりのまいにちに いま のりまきを

そしてこのまままでは終われないと、辛い気持ちを言葉
にぶっけて生き抜き今があると歌った回文。

 せかいをくずしたいなら ないたしずくをいかせ

上から読んでも下から読んでも同じ文となるこの回文は、最初
は言葉遊びの暇つぶしのように思っていたが、この授賞式で
披露された回文には感心した。
<会場の拍手喝采を浴びた>という記事にうなづけるものがある。
スピーチ中緊張で本人は膝がガクガクしたという。
この時お祝いに頂いたシャンパンを山田さんが吉田切羽写真展に
お裾分けしてくれて、吉田氏も大喜びである。
吉田さんはもともと山田回文のフアンなのだ。

一時晴れた空がまた曇り、雪がちらついている。
本格的な冬が来る。
「札幌緑の運河エルムゾーンを守る会」の動きも本格化し来月上旬
には議会説明もある。
一方で地下歩行空間を中心とする札幌国際芸術祭の対極的な動きと
も重なって、大きなうねりが波打っている。
対極の文脈から札幌文化を考える点で、これも一種の回文状況なの
かも知れない。
  
 せかいをくずしたいなら
        ないたしずくをいかせ

*吉田切羽写真展「on the road」-12月1日(日)まで。
 am11時ーpm7時:月曜定休。
*吉増剛造展「ノート君~神窓へ」-12月10日ー1月5日

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 te;/fax011-737-5503

by kakiten | 2013-11-28 12:42 | Comments(0)


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