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テンポラリー通信

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2013年 11月 01日

枯葉舞う日ー風曼陀羅・霜月(1)

先日の新聞報道もあり、伊藤邸高層マンシヨン化計画の
波紋が広がってきている。
札幌市が今年6月に実施した植生調査報告書も公表され、
その所為もあって道自然保護協会も声を挙げだしたようだ。
「札幌緑の運河エルムゾーンを守る会」の事は、一言も
触れられてはいないが、もう3年前から地道な反対署名
活動を続けてきて過日市議会にも陳情書を提出している
訳で、報道関係の取材不足は否めない。
先日の緊急会合で明らかになったのは、6月の通り一片
の概括的な調査結果だけは、あの伊藤邸1万4千平方mの
本当の貴重な自然遺産の様相はまだ解明されていないと
いう事実である。
樹木だけではなく、湧泉の周囲には歴史の遺跡もまた土の
下に眠っている筈なのだ。
より徹底した調査・研究が求められるのだ。
こうした一連の動きは、これからさらに加速化してさらな
る巨額な資金や思惑が蠢いてくる事だろう。
政治家やゼネコンも介入してくると、これらの物質的な観念
が巨額な金銭の容(かたち)をして、飛び交うのだ。
巨額な金銭もまた、人間の産む物質幻想観念である。
理念としてのエルムゾーンは、ここに至って非常に物質的な
経済観念と化してひたひたと青臭い文化の理念を追い返して
くるのである。
それは文化理念という幻想観念と政治経済という物質的な幻想
概念のせめぎあいとも思える。

霜月・修羅場の予感がエルムゾーンにも吹き荒れてきた。
この現実に心折れる事なく、理念の原則を貫かねばならない。


 *吉田切羽写真展「on the road」-11月19日(火)
 -12月1日(日)
 *吉増剛造展「ノート君~神窓へ」-12月10日ー1月5日

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2013-11-01 15:10 | Comments(2)
Commented by kyo at 2013-11-01 19:14
何気なく駅前通りを左折して
ふいに濃くなる自然の色に驚くことがあります。


季節の錦を報道するなら

いつもそこにある自然の大切さを
もっと大きく知らしめていただきたいですね~

壊すのは簡単
遺して繋いでいくことが
いかに大切なこと、か

いいかげん、この街のこの国の
エライ、らしい人たちに
わかっていただきたいですね。
Commented by テンポラリー at 2013-11-02 13:36
kyoさん>大倉山ジャンプ場から撮った写真に、無機質な
灰色のビル群の中に、くっきりと緑の帯が写っています。
貴重な森の自然遺産です。そしてそこに近代の優れた建築物
もたたずんでいます。
かって鮭が遡上し、春楡の繁った大地の記憶です。
源流のある山と石狩の海へとつながる扇状地札幌の
有機的な血脈のような緑の帯です。


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