先日の新聞報道もあり、伊藤邸高層マンシヨン化計画の
波紋が広がってきている。
札幌市が今年6月に実施した植生調査報告書も公表され、
その所為もあって道自然保護協会も声を挙げだしたようだ。
「札幌緑の運河エルムゾーンを守る会」の事は、一言も
触れられてはいないが、もう3年前から地道な反対署名
活動を続けてきて過日市議会にも陳情書を提出している
訳で、報道関係の取材不足は否めない。
先日の緊急会合で明らかになったのは、6月の通り一片
の概括的な調査結果だけは、あの伊藤邸1万4千平方mの
本当の貴重な自然遺産の様相はまだ解明されていないと
いう事実である。
樹木だけではなく、湧泉の周囲には歴史の遺跡もまた土の
下に眠っている筈なのだ。
より徹底した調査・研究が求められるのだ。
こうした一連の動きは、これからさらに加速化してさらな
る巨額な資金や思惑が蠢いてくる事だろう。
政治家やゼネコンも介入してくると、これらの物質的な観念
が巨額な金銭の容(かたち)をして、飛び交うのだ。
巨額な金銭もまた、人間の産む物質幻想観念である。
理念としてのエルムゾーンは、ここに至って非常に物質的な
経済観念と化してひたひたと青臭い文化の理念を追い返して
くるのである。
それは文化理念という幻想観念と政治経済という物質的な幻想
概念のせめぎあいとも思える。
霜月・修羅場の予感がエルムゾーンにも吹き荒れてきた。
この現実に心折れる事なく、理念の原則を貫かねばならない。
*吉田切羽写真展「on the road」-11月19日(火)
-12月1日(日)
*吉増剛造展「ノート君~神窓へ」-12月10日ー1月5日
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
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