昨日は方斎さんの古い友人B・B氏が来て、午後から閉廊時まで
話し込んでいた。
共通の時代を生きてきたBとは話がし易いのか、ふたりの話は
尽きずその後居酒屋へ直行したようである。
方斎武勇伝や多くの美術家の消息と時代の裏話と逸話には、
滅多に聞けない時代の底流が蠢いている。
同時代を生きて、日のあたる場所にいる人間と暗渠のような
表に出ない人間。
その対比は現在の文化状況とも根元でリンクしているような気
がする事がある。
表に現れている流れが必ずしも真の流れではなく、暗渠の見え
ない流れの方が時に泉のように湧き出ている、と感じる事も
あるのだ。
来歴は相違するか、私と佐佐木さんとはこの暗渠系の点に
おいて共通するものがあるのかもしれない。
暗渠のふたり・・・という事か・・。
ある時期表にも出ていたが、ある時期から見えない川のように
流れ続けている。
今回の新作個展は、地の底から湧き出たメム・泉のような
伏流水の煌めきでもあるのだろう。
私の存在はこの時きっと「ヌップササムメムー野傍の泉池」
<野>のような存在なのかもしれない。
野や森もまた見えない地下茎として、伏流水の流れに触れて
いる存在である。
根は垂直に伸びる植生の暗渠でもあるからだ。
「格子」の街から、「余剰」の裏通りをさ迷い、今「自由」の宙野
に湧き出ている。
そんな名も無い「野傍の泉池」に喩えるのは、綺麗過ぎだろうかな
・・・。
(ふっふふ・・)。
*佐佐木方斎「自由群新作展」-10月27日(日)まで。
am11時ーpm7時:月曜定休。
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
tel.fax011-737-5503
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