佐佐木方斎展初日多くの人が集まる。
古い友人が多い所為だろうか、佐佐木さんの周囲には
笑いが絶えない。
そっと見守りたくて、あえて輪には入らず2階に居る。
笑い声が廊内に響いている。
方斎の久しぶりの個展そして復活をみんな喜んでいるようだ。
そして自分はこの2日間の自転車の消失、そして帰還を思い
出していた。
日曜日にそれまでの展示を片付け、息切れしながら歯磨き
のようにほぼ毎日続けているブログをもう暗くなった夕方に
打ち込んでいた。
下の会場は電気を消し、外も暗く日曜日で隣も早めに閉じて
周囲は日も落ちて暗闇だった。
なんとかブログを打ち込み、さあ帰ろうとシャッターを閉め
外に出ると、あるはずの自転車が無い。
周りのどこにも見当たらない。
やられた~!と、一瞬青ざめる。
それからとぼとぼと歩いて帰る。
途中気が滅入り、人間不信に陥る。
翌日は午後から展示なので、歩いて画廊へ向かう。
2時間近くかかる。
途中自転車置き場を通る度に、思わず目が自分の愛車を探して
いる。
そういう自分に気づく度に、惨めな気持ちになる。
そして翌朝、画廊に着くと、なんといつもの場所に自転車が在る
ではないか・・・。
Y君が手配してくれたこの自転車には、防犯シールが登録されて
いる。
さらに住まいのマンシヨンの管理上のシールも貼ってある。
それらの防犯予防が、役に立ったのだろうか。
ともあれ、世界は少し開けて明るい感じがした。
以前にも盗難にあった事があるが、これは見つからず計画的な
窃盗だったと思う。
同じ界隈が軒並み盗られていたからだ。
今回は出来心だったのだろうか、とにかく戻ってきて感謝である。
そんな事もあって気持ち良く佐佐木方斎展初日を迎えたのである。
賑やかな笑い声の響く階下の喧騒を聞きながら、まずはそんな思い
に耽っていた。
*佐佐木方斎展ー1期「コレクシトン展」-10月13日(日)まで。
am11時ーpm7時。
2期「自由群新作展」-15日(火)-27日(日)
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
tel/fax911-737-5503