雨本降りの予報だったが、小雨だったので自転車で走る。
途中から細かく濃く雨が降ってくる。
引き返そうかとも思ったが、え~いこのままと突っ走る。
画廊に到着する頃には、袖を通してズボンを通して雨が
染み込んで冷える。
走り自体は通りに人も少なく、タイヤが路面に吸い付いて
快調だったが、帽子も袖もズボンも濡れて寒い。
久しぶりにストーブを点け珈琲を沸かし暖まる。
Kさんからfaxが入っていて、「文学界」9月号購入した
が山田航氏のエッセイが見当たらないとの問い合わせ
だつた。
え~?と思い本を出し良く見ると今月号は10月号だ。
文芸春秋社90周年の文字の9が目立って、今月9月と
重なり9月号と勘違いして記載したのかもしれない。
今月号とは10月号が正しい。
その旨返事をする。
その後瀬戸君と山田さんも来て、その話をする。
みんな今月号とは9月号と思っていたと笑う。
次回佐佐木方斎展まで今展示中の一原有徳と佐佐木方斎の
作品を一部入れ替え整理する。
「格子群」の小品7点を新たに加え、2階回廊部分に展示
して「余剰群」「自由群」の3シリーズを纏めて見えるよう
にした。
1階部分は「美術ノート」全10巻全部と「格子群」の大判
10点に一原有徳の鏡面ステンレス3点セットはそのままで
熱版「スパナ」を南壁に展示する。
サブタイトルは「小樽・札幌」として、コンセプトを明確にした。
この後来月に佐佐木方斎の新作「自由群」が展示されれば、
流れがひとつ大きく浮かびあがってくる。
1980年代からのひとつの軌跡が見えてくる事だろう。
札幌の風土から生まれた純粋抽象の軌跡でもある。
そして今月中に緑の運河エルムゾーンを守る会の署名を添えて
札幌市へ陳情書の提出をしなければならない。
どこまでこの運動が効果があるのか分からないが、今まで
主張し実践してきた事はとにかくとことん徹底してやるしか
ないのだ。
金も無く名も無く力も無く、無い無い尽くしではあるけれど
札幌への愛だけは深く保っている。
*「一原有徳と佐佐木方斎ー小樽・札幌」展ー9月27日(金)
-10月6日(日)まで。am11時ーpm7時:月曜定休。
*佐佐木方斎展ー1期「コレクシヨン展」2期「自由群新作展」
-10月8日(月)-13日(日)1期ー15日(火)-27日(日)2期。
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
tel/fax011-737-5503