友人の小杉山竜一氏所蔵の八木保次作品5点に私所蔵の
八木保次作品2点と八木伸子作品2点を加えて展示する。
最初に小杉山氏所蔵の保次さんの大作を正面に飾る。
左右は左に伸子さんの花の作品を、右に保次さんの緑の
油彩抽象画を配した。
真ん中に展示した小杉山氏所蔵の大作は初めて見る作品で
桜吹雪のように華やかな色彩の作品である。
その所為で左右のふたつの作品が引き立って見える。
緑主体の油彩の抽象画は、昨年展示した時ふきのとうの
ように見え、ふたつの花のある黄色い伸子さんの作品は
福寿草のように見えたが、今回真ん中に桜吹雪のような
大きな作品がある事でより春爛漫の光と彩があふれ出てきた
感じがする。
先日やっと開花宣言の出た桜の花吹雪が一足先に会場に出現
したかのようである。
今回ふたり所蔵の作品には、5月の光が良く似合う。
八木保次・伸子両氏の作品は冬の光彩を捉えた作品も多いが、
何故か私の所蔵する作品と小杉山氏の所蔵する作品には春の
光が良く似合う。
出来ればそれぞれの季節の光の中でもっとどこかに眠っている
所蔵作品を折に触れて展示してみたい気がする。
札幌のそれぞれの季節の光と彩(いろ)の中でこそ、ふたりの
追求してきた画業は活き活きと色彩を放つように思うからだ。
*八木保次・伸子追悼展ー5月15日(水)ー25日(土)
am11時ーpm7時:月曜定休。
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
yel/fax011-737-5503