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テンポラリー通信

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2013年 04月 21日

泉と川に沿うようにー風の翳・卯月(13)

来日中の来週水曜日から展示するvickyさんを案内して
緑の運河エルムゾーンを歩く。
同行者はvickyさんの友人の美術家久野志乃さん、写真家
の藤倉翼さん、歌人の山田航さんの総勢5人である。
例によって大通り公園のイサム・ノグチのブラックマントラ前
からスタートする。
ヤマダ電機ーSTV局を抜けて植物園に出る。
まだ植物園は開かれていないので、外側から伊藤邸側に沿って
歩く。
巨大な大木にvickyさんが驚いている。
そこから偕楽園緑地跡の公園に入り、静華亭を見る。
庭のエルムの大木に挨拶して、北大構内へ抜ける。
その後はサクシコトニ川沿いに縄文遺跡公園までゆったりと
歩を進めた。
途中久しぶりに学生食堂で昼食をとる。
2006年夏に故村岸宏昭さんと入って以来の事だ。
その2週間後彼は四国で遭難死して、これが最後となった。
全行程を終えテンポラリーに到着し、ほっとして珈琲を飲む。
そんな時間に久野さんがvickyさんの感想を伝えてくれる。
サッポロがすきになった、と。
そして何故こんな道を知っているのか?と尋ねられる。
この時すぐに返事は出なかった。
それは貧しい英語で応えようとしていたからで、本当は日本語
でもよかったのである。

 何故なら私の人生は私の故地の探索、喪われた札幌への愛にある
 からです。

because my life is love for 
home land in Sapporo

ってな英語を考えていたのだ。
こうして文章化してみると、なにか気障ぽくって照れる。
きっと以前聞いた事のあるジョナス・メカスの応え方が、頭に残って
いた所為だろう。
それは揺れるメカスの映像に観客からの質問があって、その応答
にメカスが応えた遣り取りである。

 Why your image shaky?

 Because my life is shaky

比べるとだいぶ見劣りがする。
それは致し方のない事である。
それでも札幌が大好きと言ってくれたのでこの日の歩行自体は
十分にその目的を達したと感じて、嬉しかった。

*vicky mendiz写真展「すきま」-4月24日(水)-27日
(土)am11時ーpm7時。
 オープニグ 24日(水)午後6時~。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向き
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2013-04-21 12:55 | Comments(0)


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