休廊日、一日3・112年目の報道を見ていた。
カセツとシャダンの思いをさらに深く感じる。
休み明けて次回山田航歌集「さよなら バブ・チルドレンを
めぐる変奏」展にさらに多くの人の参加作品が届く。
これは、治癒だなあ。
白い包帯のように傷痕を包んでいる。
自宅屋根の雪下ろし中怪我したK氏は、現在松葉杖のようだが
次の一首を選びなんとか出品したいと連絡があった。
世界ばかりが輝いていてこの傷が痛いかどうかすらわからない
これは実感だろうなあ。
白く輝く雪の力に傷ついた実感ではないだろうか。
今回いろんな人が選んだ一首の歌に、こうした実感を感じている。
その実感が作品として集って来た。
それらはみんな心の包帯のように、外部世界と内部世界の闇を
包んで、優しい界(さかい)のようにして在る。
それは傷つく事を回避する事ではなく、傷と向き合い傷痕の界
(さかい)を創ってゆく、治癒する勇気のように思える。
そんな気持を感じて私が選んだ今日の一首、
水しぶき跳ね上げてもう戻れない明日へと向かふ逆光のなか
この<明日へと向かふ逆光>の力とは、カセツとシャダンの現実と
対峙するものと、私は感じている。
今週末から始る山田航展は、こうしてさまざまな優しく強い心の
白い包帯をして始る。
*山田航歌集「さよなら バグ・チルドレンをめぐる変奏」展ー3月16日
(土)-31日(日)am11時ーpm7時:月曜定休。
:野上裕之(彫刻)・中嶋幸治(造形)・佐々木恒雄(絵画)・藤谷康晴(
絵画)・藤倉翼(写真)・森美千代(書)・ウメダマサノリ(造形)・吉原
洋一(写真)・アキタヒデキ(写真)・森本めぐみ(絵画)・久野志乃(絵画)
・高臣大介(ガラス)・竹本英樹(写真)・河田雅文(造形)・及川恒平(唄)
:3月23日夕方~及川恒平×田中綾×山田航鼎談+及川恒平ライブ
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
tel/fax011-737-5503