次回個展予定の高臣大介展のタイトルが決まった。
今日glaーglaブログに発表されたのだ。
<あふれでる>
なんとも大介らしい、スパッとしたネーミングである。
昨年の清華亭・偕楽園=ヌプサプメム(野傍の泉池)展に繋がる
素晴らしいタイトルである。
洞爺のガラス作家高臣大介の新たな旅立ちを予感させるものだ。
千葉から洞爺・月浦に移住して10年近く、透明で澄んだガラス一
筋に制作を続けてきたガラス作家の、心の迸(ほとばし)りそのも
のがシンプルにまさに泉のように顕われている。
そんな感じがするのである。
<あふれでる・・・あふれでる>
凍結した水道が溶けて一気に水が出た、今朝の水道管の勢いが
そのまま言葉に乗り移ったかのようだ。
大介も本当に北海道に住むようになったなあ。
今回の個展のテーマについては、かなり彼なりに人生上の転機も
重なって悩んでいたのである。
従来の道外各地への出稼ぎを止め洞爺に腰を据えて仕事をすると
40歳を迎えて決意した年、その最初の個展だからである。
そんな中で<あふれでる>と表明したのは、正に<泉>のように地
から湧き出る根を張った生き方の決意と重なっているような気がする。
正月明けで少し疲れの出ていた私に、このネーミングは元気を与え
てくれるものだった。
吉増剛造の何万字もの言語隕石の塊と次回展示の高臣大介の<あふ
れでる>という言葉は、何故か私の中で地と空からの啓示のように、光り
輝く泉と星となって新年のスタートを縁取ってくれたのである。
*吉増剛造展「ノート君~’古石狩河口から書きはじめて」
:吉増剛造(詩草稿)・吉原洋一(写真)・鈴木余位(8mm映像)
1月13日(日)まで。am11時ーpm7時・月曜定休。
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
tel/fax011-737ー5503