雷が鳴り、湿った重い雪が降る。
街の騒音が消え、深々と白い世界。
その白い闇の世界の隅に星の隕石のように
息づいているものがある。
草稿250葉の大束。
手書きの原稿は時に川のせせらぎ、濁流、小石原
深い緑の淵・・。
緑の表紙に綴じられて、それは惑星のように在る。
その星の磁力に引き寄せられるように、荷物が届く。
鈴木余位さんの撮影上映機材である。
8mm映像の封印を解いた俊英が、満を持して今回
に賭ける。
大文字、小文字、縦横無尽に手書きで書き込まれた
和紙の大判原稿用紙。
それ自体が大河のように美しく、猥雑である。
この綴じられた草稿の周りを、吉原洋一さんの写葉と
鈴木余位さんの映像が衛星のように周る。
’古石狩河口から書きはじめてー5千行に及ぶ大作詩は
今だ未完だが、その存在感は星々を集めて流れる銀河
のようだ。
8日鈴木余位氏来廊展示設定。9日吉原洋一氏来廊展示。
両氏とも10日まで滞在帰京。
11日初日。14日吉増剛造氏来道。19日帰京。
熱い宇宙の星たちの接近が近い。
*吉増剛造展「ノート君~’古石狩河口から書きはじめて」
12月11日(火)-1月13日(日)am11時ーpm7時・月曜定休。
:吉増剛造(詩草稿・映像)・吉原洋一(写真)・鈴木余位(映像)
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
tel/fax011-737-5503