猛烈な風雪が去って晴天。
昨夜帰り際除雪したので、玄関前は雪が少ない。
湿った雪で非常に重かった。
久し振りの労働で朝腰が重い。
軽い腰痛でギックリ腰のようだ。
自転車には乗れないので、ひたすら歩く。
歩くと腰が矯正されて背筋が伸びる。
東京・鈴木余位氏より真剣な展示プランの問い合わせ
がある。
祈るように展示を考えている、と言う。
会場コンセントの位置やら、機材の搬入日、休日のやり
繰り。
映像の設定には種々の準備が要る。
映像作家石田尚志氏の片腕として多摩美大にいる俊英
鈴木余位さんの気迫が伝わってくる。
吉増剛造との競演は、昨年の東京都現代美術館での石
田尚志氏に続くものだ。
一年間日本国内はもとより海外まで吉増剛造を追いかけ
撮影し続けた吉原洋一氏の写真とともに、鈴木余位氏の
8ミリ映像もまた今回の吉増剛造展を彩る星となるだろう。
吉増さん自身の新作GOZO CINEも勿論だが、250葉の
新作草稿とともに、吉増銀河の織り成す星雲は如何なる
光と影の宇宙を創るか。
今から楽しみは尽きない。
網走の漁師佐々木恒雄さんから電話が来る。
昨日で船から上がったという。
明日札幌訪問と言う。
今冬は九州、東京、札幌と個展の予定が詰まっている。
漁閑期の冬季間画家に戻り、制作が始る。
ここでも3年ぶりの個展を是非とも楽しみに待っている。
経済的に厳しいこの冬、こうした友人たちの高い志の仕事
が私の心を支えてくれる。
*吉増剛造展「ノート君~古石狩河口から書きはじめて」
:吉増剛造(詩草稿・映像):吉原洋一(写真):鈴木余位(映像)
12月11日(火)-1月13日(日)月曜定休・正月3日休廊。
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
tel/fax011-737-5503