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テンポラリー通信

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2012年 11月 28日

嵐の後ー星雲・12月(2)

猛烈な風雪が去って晴天。
昨夜帰り際除雪したので、玄関前は雪が少ない。
湿った雪で非常に重かった。
久し振りの労働で朝腰が重い。
軽い腰痛でギックリ腰のようだ。
自転車には乗れないので、ひたすら歩く。
歩くと腰が矯正されて背筋が伸びる。

東京・鈴木余位氏より真剣な展示プランの問い合わせ
がある。
祈るように展示を考えている、と言う。
会場コンセントの位置やら、機材の搬入日、休日のやり
繰り。
映像の設定には種々の準備が要る。
映像作家石田尚志氏の片腕として多摩美大にいる俊英
鈴木余位さんの気迫が伝わってくる。
吉増剛造との競演は、昨年の東京都現代美術館での石
田尚志氏に続くものだ。
一年間日本国内はもとより海外まで吉増剛造を追いかけ
撮影し続けた吉原洋一氏の写真とともに、鈴木余位氏の
8ミリ映像もまた今回の吉増剛造展を彩る星となるだろう。
吉増さん自身の新作GOZO CINEも勿論だが、250葉の
新作草稿とともに、吉増銀河の織り成す星雲は如何なる
光と影の宇宙を創るか。
今から楽しみは尽きない。

網走の漁師佐々木恒雄さんから電話が来る。
昨日で船から上がったという。
明日札幌訪問と言う。
今冬は九州、東京、札幌と個展の予定が詰まっている。
漁閑期の冬季間画家に戻り、制作が始る。
ここでも3年ぶりの個展を是非とも楽しみに待っている。

経済的に厳しいこの冬、こうした友人たちの高い志の仕事
が私の心を支えてくれる。

*吉増剛造展「ノート君~古石狩河口から書きはじめて」
 :吉増剛造(詩草稿・映像):吉原洋一(写真):鈴木余位(映像)
 12月11日(火)-1月13日(日)月曜定休・正月3日休廊。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2012-11-28 14:21 | Comments(0)


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