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テンポラリー通信

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2012年 11月 03日

喜んでくれる人ー緋月・11月(3)

岡部昌生初期作品展を展示し、作家とも再会した今週。
昨日見覚えの無い女性から、会場で声をかけられる。
ここに移転した頃よく来ていたと言う。
しかしすぐ思い出すものがない。
今日は昼を一緒に食べようとパンを買って来たという。
とりあえず奥の談話室で話を伺う。
知人・友人の名前が多く出てくるし、間違いなくどこかで
逢っている。
岡部氏の大学の教え子だとも言う。
実家の職業の話になり、突如思い出す名前があった。
Mさん?・・。そうだと言う。
あの村岸宏昭の最後の個展会場で会って以来だろうか。
あの頃の妖精のような小悪魔的な雰囲気はなく、今は
落ち着いた人の良さそうな働く女性の雰囲気である。
私が岡部氏と再会した事を知り、嬉しくなって訪ねてきた
という。
そう話すMさんの表情は実に無邪気で、心からふたりの
再会を喜んでくれているようだった。
考えを異にし会わなくなった友人と再会を果たした時、
かってその事を悲しみそして今喜んでくれる人が訪ね
て来てくれる。
その事実に感謝している自分がいた。
良い教え子だね、岡部さん。

そして今日美術批評家のK氏が来た。
彼女もまた昔から岡部昌生の作品を見ている人である。
私の活動もいつも背後から応援してくれている方でもある。
今回の展示を心から喜び、一作一作を丁寧に撮影し、感想
を語り続けた。
東京でじっと見ていたM氏。
札幌でじっと見ていたMさん。
そして展示を聞いてすぐに見に来てくれたK氏。
ふたりが意見を異にした時どちらの考えに加担する訳でなく、
友情を信ずる気持でずっと見守ってくれていたこれらの人の
存在を得難く有り難いものと、今感じるのだ。

岡部昌生初期作品展は、こうした人との邂逅のドラマを刻んで
進行している。

*収蔵品展「岡部昌生初期作品を中心に」-11月11日(日)まで。
 am11時ーpm7時:月曜定休。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503
 

by kakiten | 2012-11-03 13:48 | Comments(0)


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