変わり目の早い秋の空。
出かける時黒い雲が気になったが、途中から雨。
濡れながら自転車を走らせる。
タイヤが地面に吸い付いて、走りは快調だ。
ただ体はびしょ濡れ。
帽子で頭は濡れずにすんだが、ズボンは濡れて今も冷える。
画廊に着いてしばらくすると、明るい陽射しが燦々と零れ落ち
地面が光っている。
岡部昌生氏の初期の作品を展示する。
思ったより作品数がない。
資料は大きなファイルに相当数あるが、作品は10点程である。
フロッタージュ以前の作品が数点と砂澤ビッキの「神の舌」彫痕
の’90年代初めまでの作品である。
もうそんなに展示する機会も無いと思えるので、今回はちょうど
良い機会と思える。
倉庫の奥深く収納された作品たちが、時にこうして日の目を浴び
るのも良い事だ。
作品もさる事ながら、分厚い資料のファイルを取り出し眺めると
懐かしいその時代の記憶が甦る。
旅先から届いた岡部氏からの折々のフロッタージュされた葉書が、
時に作品に負けない存在感に満ちている。
その一部を壁に展示した。
予定した写真家のF氏の展示が延期となり、空いてしまった会期
をこうして収蔵品展で埋めるのも寂しい話であるが、倉庫の作品
たちはこの機会を喜んでいるのかも知れない。
明日は山田航さんの出版記念会である。
今の所20人程度が出席の予定だ。
Aくんの提案で山田さんを泣かせようと始った出版祝いの会、
ここで知り合った多くの友人たちが、彼の作品につて熱く語る
夕べとなる。
それが来年3月の山田作品を主題とする展覧会へと昇化し結実
する助走ともなる事だろう。
*収蔵品展「岡部昌生初期作品を中心として」-10月23日(火)
-11月5日(日)まで。am11時ーpm7時:月曜定休。
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
tel/fax011-737-5503