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テンポラリー通信

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2012年 09月 01日

残暑は続くー熱月・8月(25)

10cmほどの小さな花に励まされ、暑さに耐える。
少し葉が枯れてきたが、花そのものはすっと立っている。
Tシャツ一枚脱ぐのにも、素肌にへばりついて苦労する。
昨日来たIさんにその話をすると、タオル一枚背中に入れて
帰ったら抜けば良いと言う。
そういえば、小さい頃登山とか遠足にそうした記憶が甦った。
背中からタオルを引き抜いた時の快感を想い出した。
今度そうして通勤しよう。

 脱ぎ捨てればひとでのやうに広がれるシャツが酸っぱい匂い
 を放つ
                (山田航「さようならバグチルドレン」)

今朝は昨日より幾分か涼しい。
それでも30度近い暑さで、湿度も高い。
あと一週間ほどはこの暑さが続くと予報されている。
健気なクレーの花はそれまで咲いているのだろうか。
今朝も新しい水を足す。

8月も今日で終るが、熱血の人福島泰樹の来廊もあって本当に熱い
8月であった。
山田航さんの第一歌集発刊もあり、今村しずかさんの初CD発刊と
新しい出立の月でもあった。
風の又三郎のような鈴木余位さんの不意の来廊もあり、藤谷康晴
さんの新たな展開にも繋がる出会いも生まれた。
美術・音楽・詩とジャンルを問わず、その第一線のラデイカルな動き
が熱い8月でもあったのだ。
図らずも故菱川善夫先生の追悼もここで、福島泰樹のライブで弔う
事ができ、振り返ればそれなりに充実した一ヶ月であったかと思う。
菱川先生の画家の奥様和子夫人が、今村しずかさんの仕事上の親し
い患者さんであったという偶然も含めて、人と人が不思議な縁で繋が
る出会いの月でもあった気がする。

空の澄む秋・9月。
如何なる心の深化が、空の深さに負けず生まれるか。
熱い8月を鋼の炉心のように転化して、ひたすらな光のその先を想う。

 僕らには未だ見えざる五つ目の季節が窓の向こうに揺れる

                       (山田航「さようならバグチルドレン」)

*「記憶と現在」展ー8月31日(金)まで。am11時ーpm7時。
 :延長を考慮。
*秋田奈々写真展「呼吸する温度」-9月12日(水)-17日(月)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2012-09-01 12:44 | Comments(0)


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