Y氏の家に一泊して、この日帰京する鈴木余位さんと藤谷康晴
さんの初顔合わせ。
快く、というか熱意をもって鈴木Sんは藤谷さんの大阪個展での
ライブドローイングの映像撮影を快諾する。
8mmフイルムは手持ちで近距離を、16mmフイルムは半固定で
中距離を、完全固定はデジタルカメラで俯瞰した距離をと、かなり
本格的な撮影手順の話をする。
そして、単なる記録というより、作家として映像作品を撮る気持で
お願い致します、と藤谷さんも応えていた。
ちょうど来ていたM・R君が時々悪意はないのだが、話の腰を折っ
て話の流れが途絶える。
いつもの事だが、今回は大事な打ち合わせで時間も無いので少々
いらっとする。
話に関係なく非常に重たい問題を、ぽつりと質問したりする。
その度に話の流れが中断されて白けるのである。
私の彼に付けた仇名は、KY壁男である。
根は純粋で良い男なので、そのうちにこなれるだろう。
それからD新聞のO氏が来たので、藤谷さんのライブドローイングの
映像と鈴木余位さんの吉増剛造展映像、齋藤玄輔展の映像、界川
游行の戸谷成雄展の映像等をみんなにも見せた。
O氏は取材を抜きにお土産持参で訪ねてくれたので、ふたりの紹介
方々テンポラリーの歴史の一端も見てもらったのである。
映像が終る頃ちょうど鈴木さんの帰京の飛行機の時間となる。
今朝Y氏から鈴木さんの宿泊時の写メールが送られてきた。
部屋にテントを張って泊まったという。
それが妙に違和感のない不思議な人達である。
札幌でこうしてまた新たな友人と出会い、良い旅でしたね、
あっ、余位旅というべきか・・。
*「記憶と現在」-8月31日(金)まで。am11時ーpm7時。
*秋田奈々写真展「呼吸する温度」-9月12日(水)-17日(月)
テンポラリースペ-ス札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
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