人気ブログランキング | 話題のタグを見る

テンポラリー通信

kakiten.exblog.jp
ブログトップ
2012年 08月 08日

不眠ー熱月・8月(9)

ついつい夜、女子のバレーボールに女子の卓球団体戦、男子のサッカー
と連続してTV実況で見て寝不足。
女子のサッカーも面白かったから、このところ夜のTVは鬼門だ。
一方同じニュースでも政治の方の実況はスポーツのようにすっきり
とはしないゴタゴタ続きである。
東電の画像公開の中途半端さも含めて、現実生活に直結する情報は
一枚も二枚も膜がかかって不鮮明である。
身体の技術の勝負の世界と精神の志の勝負の世界を比べれば
明らかに志の世界の勝負の方が、劣っている。
結果を引き受け、結果がはっきりと見えるスポーツの世界の方が
より志の在り様も明瞭であり、共感できるからだ。
この対比が長く続けば、人はスポーツのように単純化した政治を
求めるようになるかも知れない危険性もある。
ここはスポーツはスポーツとして、この現実のゴタゴタからのカタルシス
として押さえておく必要がある。
オリンピックとは、世界がスポーツを通してひとつに結ばれる、という
高邁な理念から出発したのだが、一方で非常に国家意識を昂揚させる
側面も保つ。
人情として自然な、運動会で家族を応援するような側面もあるからだ。
そのある意味で自然な人情の側面に政治的国家意識が浸透すると、
スポーツの昂揚はひとつの国家の方向性へと束ねられる危険性も持つ。
そこを上手く利用したのが、ナチスのドイツ・ヒットラーである。
今の日本でもひとつ間違えば、スポーツと現実の差がそのような方向性
に向かわせないとも限らない。
オリンピック後の日本は解散風の行方も含めて、どこに向かうのか、
余程じっくりと考えなければならない。

*「記憶と現在」展ー8月17日(金)-31日(金)am11時ーpm7時・
 月曜定休。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2012-08-08 13:44 | Comments(0)


<< 公共という事ー熱月・8月(10)      秋風のようにー熱月(8) >>