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2012年 05月 25日

夏の陽射しー玄黄・5月(17)

気温も上がり、初夏の陽射し。
朝、髪を切る。
お風呂に入り、茫々とした頭髪を修正。
床屋ではなく、自分で鏡を見ながら切った。
また怪しい男に思われて、朝の職務質問に会わないとも限らないから。

大木裕之さんが自身のブログに告知を載せた。
「メイ」9年目の撮影・インスタレーシヨンのここでの個展通知である。

 滞在制作ー撮影しながら、即興インスタレーシヨン・パフォーマンスを
 してゆくつもりです。楽しみです。

大木裕之
1964年東京生まれ、1991年から高知に移り住む。
1988年東大工学部建築学科卒業で在学中より映画を撮り始める。

経歴的にも不思議な人で、最初会ったのは2003年2月の事だった。
この日の印象は後に撮影映像化された「オカクレ」のライナーノートに
次のように記されている。

 2003年2月 寒い日
 大木裕之光モノ西洋ステテコ風半ズボンで初来廊。
 ”サムイ!サムイ!”と不思議な横直線的歩き。UFOのよう。

この年の11月初個展「オカクレMN」展をして同年9月28日に逝去され
た父上へのレクイエムともなる映像作品「オカクレ」を完成させる。
そしてその翌年より5月に撮影行をする映像作品「メイ」の制作に着手し
毎年続けて、今年で9年目の撮影行となる。
この作品は日常のさり気ない場面を集積し、その断片の有機的な再構築
が、生の経過する時を組み立てていく。
時の指の間から擦り落ちる砂のように、揺れてこぼれる日常を映像は記録
し再構築される。
「メイ」とは撮影月の5月でもあり、中国語のメイ・美でもあり、可能性のmay
でもあるのだろうか。
この作品のスタートとともに私の人生上の大きな転換期もあって、この映像
に記録された日常のいくつかの断片は、私自身の人生全体とも深く関わる
ものがあるように思っている。
特に生の明暗を意識した今年の5月。
9年目の映像叙事詩のような作品「メイ」の撮影行が、今年の5月にある事
は不思議な因縁のようにも思われるのだ。

*収蔵品展「5月・明暗の季節」-5月27日(日)まで。
 am11時ーpm7時:月曜定休。
*大木裕之滞在制作展「メイ」-5月29日(火)-6月3日(日)

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2012-05-25 13:36 | Comments(0)


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