ギックリ腰になる。
今年はこんな事ばかりが続く。
手首骨折に続いてギックリ腰である。
寒さで体が固くなっているのだろうか。
爆弾低気圧の身体版みたいなもので、上半身と下半身の間が
爆弾である。
2週間休みなしで齋藤玄輔展続いた後、搬出に2日間。
その後一日自宅にゴロゴロしていたら、腰にきた。
くの字になってよたよた。
動かずに体が固まる事が良くないので、ゆっくりと遠出して歩く。
歩いていると段々背筋が伸びてきて、大分正常になった。
その後横になって今日は九分回復。
しかしまだ階段の二段駆け上がりは、腰に負担を感じた。
体が固くてガタガタだよって言ったら、ガタピシオジンと揶揄された。
ガタガタと、ガタピシでは大分ニアンスが違う。
高臣大介さんの一本足下駄でも借りようかしら・・。
まあ彼なら似合う一本足下駄だが、私が履くとちょっと異常かも知れない。
ガタピシ天狗・・?
活け花の異才中川幸夫氏の逝去が報じられる。
1992年横浜赤レンガ倉庫で大野一雄舞踏公演の時、お会いした事があった。
あなたが、石狩河口の大野一雄公演をした方ですか・・と話し掛けられた。
柔和で優しい笑顔だった。
この時の大野先生の舞台を飾ったのが中川幸夫さんだった。
作品集「華」を故工藤昌伸先生に頂いて以来、私は中川さんのフアンだった。
この本の衝撃的な活け花は、従来の花に対する認識を決定的に変えたもの
であった。
花は綺麗なだけが花ではない。血も出し肉もある。
そんな痛烈な一撃を、この本は主張していた。
シンプルな素材に真摯な主張が、中川さんの活け花にはあった。
一度札幌で展示をして欲しかった。
その機会を逸したまま、時間が過ぎてしまった。
昨年大野一雄先生が亡くなり、今年中川幸夫さんも亡くなった。
私にとっては、先日の八木保次さんといい、優れた大先輩、大先達であった。
短い時間だったが、お会いした珠玉の時を忘れる事はない。
*追悼・八木保次・伸子展ー4月中旬予定。
テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
tel/fax011-737-5503