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テンポラリー通信

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2012年 03月 29日

風のようにー風骨・3月(22)

朝Mさんが来て齋藤玄輔展を賞賛。
会場写真を今日ブログに掲載してくれた。
昨日昼過ぎ旭川から齋藤玄輔さん来廊し、作品撮影し風のように去る。
その後かりん舎の坪井さんと高橋さんが見える。
藤谷康晴さんのカタログテキストを出版したばかりで、その出来映えは
見事なものである。
作家を交えて簡単な出版記念会をしよう、と話した。
そこへ岩見沢から札幌に引越しをしたばかりの教育大生の瀬戸くんが来る。
それから次々と人が来て、時が過ぎた。
途中八木保次さんの死去を新聞のお悔やみ欄で見つけて連絡をくれた
友人のK氏がふらりと来た。
八木さんの奥さんの伸子さんのお別れ会が来月あるが、その会に自分も
出席したいから案内状を見せて欲しいと言う。
この会の発起人に連絡をしたいという。
最初は奥さんの伸子さんのお別れ会だったが、今では保次さんのお別れ会
にもなっている。
いつもふたりで展覧会をしていたおしどり夫婦である。
お別れ会もそうなってしまった。
遅れたけれども、今からでもお別れ会に出席したいというK氏の気持が
よく分かったのだ。
他にも人がいたのでゆっくりと話は出来なかったが、私とK氏の八木さんの収蔵
品を合わせて、ふたりの追悼展をしようと立ち話をした。
K氏はかって大きな郊外型の書店を経営していて、その一角にギヤラリーを
設けていた事がある。そしてそこに八木さん夫婦の作品を常設展示していた
のだ。以前から八木保次さんの個人的フアンで、絵画だけではなくその人柄に
も惚れ込んでいたと思う。
今回も彼が小さな毎日掲載のお悔やみ欄に保次さんの死去の情報を見つけて
くれなければ、何も知らずにいたところだったのである。
後日また追悼展について打ち合わせをしようと話して、K氏は去っていった。
次々と風のように人が来て、去って行く日だった。
みんなそれぞれに事情を抱えてぽつりと話して去っていった。
再就職の面接を受けたHさん、引越しをしたSくん、仕事に追われて会場に
束の間顔を出した齋藤さん、出版社の多忙な業務の合間に顔を出してくれた
それぞれがすれ違うように話し込んで、ふっと集まり散じたのだった。
風骨・3月。
今正に季節の変わり目である。

*齋藤玄輔展ー3月20日(火)-4月1日(日)am11時ーpm6時。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax-11-737-5503

by kakiten | 2012-03-29 12:44 | Comments(0)


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