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テンポラリー通信

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2012年 02月 17日

清華亭を通ってー如月(13)

左手首のギブスが外れて、今は着脱可能なサポーターを装着している。
お風呂にも入れるので、大分楽になった。
とはいえ、まだ完全に手首の機能が回復した訳ではない。
パソコンも今だ片手打ちで、昨日のブログは跳ばしてしまった。
打ち込んだ後間違えて全部チャラになったのである。
その後、清華亭を見学しここを訪れる人が続き再度打ち込む事は
断念した。
何年ぶりだろうか、友人の太田ヒロさんが来て、中橋修さん、丸島さん
と清華亭を見た人たちが次々と続いた。
太田ヒロさんは、ここのオープン最初の高臣大介展で素晴らしい演奏
を披露してくれ、かつ前のスペースの最後の展覧会でも白熱の演奏を
してくれた高臣さんとも縁ある人である。
そのヒロさんが来て間もなく、居酒屋ゆかりの宇田川さんが来た。
宇田川さんとヒロさんは実は宇田川さんの東大教授時代の知人で、今
居酒屋をしていると聞きヒロさんは信じられない、という顔をして驚いて
いる。そこへ山内慶さんも来て、活字印刷の酒井博史さんも来る。
やがて河田雅文さんも来て、一気にヒロさんを中心に旧知の友人たち
の渦ができる。
そこで出る清華亭外庭の展示の感想は、概ね好評のようである。
阿部守さんの作品が、エルムの巨樹としっくりと調和して馴染んでいる
という声が多い。
この作品はこの地に寄贈する、と阿部さんは宣言して九州に帰った。
その事は別にしても、作品自体がもうすでにこの地に根を下ろして存在
しているかのようである。
昨年秋後志郊外の春香山裾野の一角に作品を設置し、その状態を季節
を通して記録している美術家中橋修さんが、阿部さんの作品に共感して
くれたのが嬉しかった。
ハルニレ・エルムの巨樹とともに、これから雪が溶け新緑の中でこの作品
がいかなる風景を刻んでいくか。
その記録もしっかりと留めておきたいと思う。
西の奥の山並みから発した清流が伏流水となり、植物園の原始林に湧き
さらに隣接する伊藤邸の広大な庭にも湧き出し、この清華亭の立つ小丘
の周りに泉池となって豊かに溢れ、そこから一筋の川となって今の北大
構内を流れていた。そのエルムの森と野の一帯を偕楽園と称し一大産業
振興地として開発されたのだ。
今の広大な北大構内敷地の前身である。
泉池を見下ろす小高い小さな丘の上に立った清華亭からの景色は、当時
さぞ美しかったと思われるが、今は視界はビルの陰に隠れて閉ざされて
いる。
近くに隣接する旧偕楽園緑地跡地公園にひっそりと佇む井頭龍神の祠
と清華亭の奥庭に立つエルムの巨木のみが、この当時の記憶を遺す
証人なのだ。

*阿部守(鉄)×高臣大介(ガラス)「野傍の泉池(ヌプサムメム)」展
 2月14日(火)-19日(日)am11時ーpm7時。
*同上清華亭外庭展ー2月13日(月)-26日(日)am9時ーpm4時。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2012-02-17 12:43 | Comments(0)


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