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テンポラリー通信

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2012年 02月 07日

石狩・ふたたびの声ー如月(6)

撮影を終え帰京の途に着く吉増剛造さんから電話がある。
昨日は一日天候も良く、無事取材を終えたようだ。
何度かテンポラリースペースの方に連絡したようだが、私は昨日
定休日で留守だった。
この日は石狩の中川潤さんに会っていると安心していたが、こちら
も連絡取れずA新聞社の人と石狩河口でひとり撮影を続けたという。
天気も良く、光も綺麗で撮影は上手くいったという。
これから一年かけて、長編詩を創るよ、と声が弾んでいる。
草稿をどんどん創って増やしてゆくという。
今年末のここでの個展を意識しての事と思える。
今回「石狩河口/座ル ふたたび」展の本当の意味での出発が、
映像と詩の制作宣言として発せられた気がする。
これからの一年間は、新たなRoad to Ishikari、石狩シーツ最終章
としての「石狩・みちゆき・吉増剛造」が始る。
この過程はある意味で集大成のような、厳しくも鮮烈ななラスト・ランに
なるのかも知れない。
吉増さんは吉増さんの、私には私の、ある意味二人三脚のような一年
となる気がするのである。
1989年「界川游行」の鬼窪邸。1991年「石狩・みちゆき・大野一雄」
の石狩河口来札の岸辺。1994年「石狩河口/座ル」の滞在制作、
「石狩シーツ」誕生。
これらの道程をさらに本質的に包含する昨年暮の緑の運河エルム
ゾーンの旅の行程と今回の石狩河口再訪。
こうした積年の経験の深部において、何かが生まれるのかも知れない。
少なくとも吉増剛造は、今回それを宣言したのだ。

夕方洞爺の高臣大介さんから電話来る。
阿部守さんと工房で制作していると言う。
安部さんは昨日九州から千歳経由で洞爺へ直行し、今日ふたりの共同
制作作品完成。
明日来廊。同時に九州・福岡から他の展示作品も到着予定という。
いよいよエルムゾーンを起点とするもうひとつの石狩への声の木霊が
始ってきた。

*阿部守(鉄)×高臣大介(ガラス)展「野傍の泉池」展ー2月14日(火)-19日(日)
 am11時ーpm7時。
*同上清華亭外庭展ー2月13日(月)-26日(日)am9時ーpm4時。

 テンポラリースペース札幌市北区北16条西5丁目1-8斜め通り西向
 tel/fax011-737-5503

by kakiten | 2012-02-07 12:33 | Comments(0)


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